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内容説明
2001年5月31日、新宿で54人もの少女が電車にとびこみ集団自殺をした。生存者はただひとり――その名は小夜。古屋兎丸的都市伝説！！待望の復刊！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
231
ぞっとするようなホラー的な1冊。怖いなぁ。光子さんって名前が昔から続いてきたことなのだろうな。2016/08/24
青蓮
81
再読。園子温の「自殺サークル」も読みましたが内容的にはこちらの方が好み。冒頭の集団自殺シーンは衝撃的。抱え切れない程の痛みを感じて自らの体を切り刻む。それは伝染してやがて自死へと少女達を導いて行く。光子と言う圧倒的なカリスマを崇拝しながら。作品として面白いと言うのは当然だけれど私がこの作品が好きなのはきっと過去の自分を見ているから。親しみ慣れた痛みを懐かしく思う。小夜と京子が飛び降りて束の間の友情を取り戻すシーンは終わりが見えているだけにとても切ない。この作品を楠本まきさんのリメイクで読んでみたい願望あり2018/09/03
keroppi
69
ブックオフの20%オフセールで見つけて。園子温監督の映画「自殺サークル」を古屋兎丸が漫画化していたんだと知って即購入。しかも110円の20%オフとは。映画は随分前に観ているのだが、女子中高生が新宿駅で集団飛び込み自殺をするという衝撃的な冒頭シーンに唖然としたのを覚えている。この漫画も、そこは同様だが、全体のストーリーはかなり違う。それでも、映画に負けない闇と衝撃を持っている。園子温監督も、ゴタゴタが続いているようだが、この頃のような衝撃作を作ってほしいものだ。2023/05/05
Vakira
26
園子温監督のこの題名の映画を見ようと思いビデオ屋行ったが在庫無し。少し大きいビデオ屋に行っても無し。お取り寄せ機能で依頼したところそれも無し。仕方がないので古屋兎丸の漫画作品として読む。園子温監督が古屋兎丸氏に直々に依頼して描くことになったらしい。プロットは園子温だが古屋氏独特の解釈でオリジナルな世界になっているとのこと。作品としては古屋ワールド。園子温と古屋兎丸の世界感は類似？「あなたはあなたの関係者ですか？」って「紀子の食卓」と同じじゃん。やはり映画版と比べてみたくなる。DVD購入するしかないか。2016/01/04
＊mayu＊
18
園子温監督の「自殺サークル」を古屋兎丸流に描いたコミック。冒頭の「いっせーのいっせーのいっせーのーせっ!」と女子高生の集団が電車のホームに飛び込むシーンは健在でした（笑）映画よりもこっちの方が理解しやすくて、ゾッとする作品に仕上がってたかな。怖くて冷や汗が出ました。初古屋作品だったけどクセになりそう。2015/10/16
