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内容説明
彼のにおいは、純粋で子供みたいなあまいにおい。そのにおいに包まれて、あたしは快楽に夢中になった。それはあたしと彼をつなぐ、一番強くて一番もろいキズナ。表題作のほか、「海を聞かせて」「ソウシソウアイ」「ツミビト」「ココチ。」「横ちょのこいびと。」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みざ
2
かなり古い作品。 少しひねった１０代の性事情を題材にした短編集。 シチュエーションはおよそ現実離れしてるお話が多かったけど、このくらいのトシの性に対する価値観の捉え方はとてもリアルだと思いました。 今でいうカーストっていうか、所属してる層によってもかなり差はありますけどね。 個人的に、どれも嫌いじゃないお話でした。面白かったです。2019/06/23
ソラ
2
ツミビトが好きかな。2012/04/28
ぴぽりこ
1
だいぶ前に読んでました。痛い。「ソウシソウアイ」は自分自身の恋愛観にかぶって思わず共感してしまった。「ツミビト」の回想部分の春田が山元を見つめて笑うシーンが印象的だった。まだ足の怪我も山元の気持ちも知らない頃の主人公はこうだったんだなと思うと切ない。春田から解放された山元が自分の意志で春田に寄り添ってくれて良かった。春田が素の自分を見せたから山元も笑顔を向けられたんですね、きっと。2014/12/21
てぃる
0
ドキッとする、心臓に悪い話が多め（笑）恋愛のドロドロとした部分が浮き彫りになって、でもどうしようもない不器用な人たちを責めることもできないような、天堂きりん先生らしい作風が出てる。2016/01/23
空金
0
セックスで繋がる人たち。 個人的には高瀬くんが一番萌えました。2014/08/29
