雄気堂々(下)

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雄気堂々(下)

  • 著者名:城山三郎【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 新潮社(2013/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101133041

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内容説明

フランスから帰国した栄一は、明治新政府の招きで大蔵省に入り、国づくりの熱っぽい雰囲気の中で活躍するが、やがて藩閥の対立から野に下り、かねてからの夢であった合体組織(株式会社)を日本に根づかせるべく歩みはじめる……。一農夫の出身であり、いずれの藩閥にも属さなかったにもかかわらず、いかにして維新の元勲と肩をならべる最高指導者となっていったかをたどる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mapion

342
栄一は官僚を辞め実業家として立ちます。銀行業に始まり、とにかくいろんな事業に関ります。自分が長となり興した事業だけでなく、合本主義をよしとして出資する人を集めたり、商工会議所を作ったり八面六臂の活躍。三菱の岩崎弥太郎、浅野セメントの浅野総一郎、武器商人から始め一財閥を築いた大倉喜八郎ほか当時の財界人も多数出演。政治家井上馨、大隈重信、江藤新平ほかも出て来て力関係を見せつけます。対立が有ったり、協業があったり、外国商人らと戦ってみたり目一杯濃ゆい話題が続き退屈できません。お札の人は凄い人でした。2026/03/20

三代目 びあだいまおう

295
私的、ものすごく好きな歴史小説でした!誰もが血沸き肉騒ぐ明治維新、農民の出で薩長土肥いずれの藩閥にも属さなかったのに、近代日本の礎を築き今のこの国の経済の基盤を創った偉人、渋沢栄一の生き方!伊藤、大隈、大久保、井上、明治維新後の、今に連なる国家創成を担った者達の息吹き、信念、行動理念が伝わってくる!「剣」で日本を変えた維新志士、「論語と算盤」で世界に冠たる日本の経済を創った栄一!凄く貴重な小説です!全ビジネス幹部必読の名著!大変読みやすく、社会生活で大切にすべき『何か』に気付かされる素晴らしい作品‼️🙇2020/06/26

ehirano1

156
まだまだ続くよダイナミズム。「栄一(合理・制度・経済)vs. 大久保(政治・権力・統治)」という対立は薩摩・長州・土佐などの藩閥政治の壁という象徴であったように思いました。そして、栄一は官界を去ることで、むしろ国家を強くしたという歴史的結果は皮肉を超えた何かを感じます。2026/08/14

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

103
前半部分は自分が何をすべきか模索していた感があったが、明治維新後は日本の産業、実業の育成と言う大きなテーマに邁進する渋沢。合本(株式会社)と言う考え方にこだわり、独裁ではない新しい姿を描こうとする。それにしても、彼が懸命になって日本の産業を興そうとして奮戦していたのはまだ30代!時の政府の中心人物達も同世代が多い。本当に若い国であったのだなあ。★★★+2021/04/14

sayan

82
本書の解説にもあるが筆写の城山三郎らしく「経済」視点がふんだんに盛り込まれた渋沢栄一の「人格形成」、「国家形成」、そして「組織形成」がスピード感がある文章で表現されていて大変刺激的だった。p.121西郷隆盛との「入るを量って出ずるを成す」という根本的な考え方を軸に、p.179「・・・経済と道徳は一致できる・・・」と今で言う「社会的」投資(→渋沢直系の方が進めるsocial commonsなど)。また、p.350-360で繰り広げられる岩崎弥太郎との「事業」を推進する組織哲学のぶつけ合いが非常に面白かった。2015/12/06

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