創元推理文庫 ライラック・ホテルの怪事件

著者名：キャロリン・キーン【著】/渡辺庸子【訳】

東京創元社（2012/12発売）

• ISBN：9784488250065

内容説明

友人が婚約者と一緒にオープンする〈ライラック・ホテル〉に招待された、ナンシーとヘレン。ところが、カヌーを漕いで向かう途中、不審な男にカヌーを引っくりかえされてしまう。思わぬ災難にびっくりのふたり。だが、不審な出来事はそれだけではなかった。オープン前のホテルでは、幽霊がでるからと従業員が辞め、ナンシーたちのコテージは放火される。一方、ナンシーの留守宅は盗難にあい、さらにはナンシーの偽者が出没、勝手に買いものまでしているらしい。いったいなにが起きているのか？　犯人の目的は？　大好評、少女探偵シリーズ第４弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kagetrasama-aoi（葵・橘）]

「ナンシー・ドルー・ミステリ」シリーズ第四作目。まあ、色々突っ込み所満載の巻(o^O^o)。ナンシーの初期シリーズって1930年代に書かれているんですよね。（因みにに私は1950年代後半の生まれ、私が小学生の頃読んだ時には、書かれてから既に40年近く経っていたということに。）スキューバダイビングなんて夢のよう(*^^*)。クレジットカードのはしりみたいなカードが登場するのもビックリ‼️今巻はナンシーがかなり危険な状況に陥いってドキドキでした。

2022/10/22

[Masa]

読了。安定のナンシー・ドルー。毎回ひやっとさせられるけど、今回もドキドキ。ナンシーがずばっと事件を解決に導いていくさまは、古典の武侠小説のように心地よいです。「負けるなナンシー」「あきらめるなナンシー」と思いながら読んでいると、ナンシーはしっかりそれに応えてくれる。すごいなぁと思います。ちょっと恋の予感あり？　次も楽しみです。

2020/12/09

[鏡也]

なんかもう犯人が悪意の塊で、ナンシーよく生き延びたなぁ。。ナンシーパパがめっちゃ良い人すぎる。

2022/05/31

[kanon]

旧版はタイトルが違ったんですね。旧版をまた見て、こちらと比べてみたいです。

2012/08/03

[有無（ari-nashi）]

初めからナンシーが直接標的になる事件。解説の「頑張っているいい子たち」の悲しみや嫉妬の話にハッとさせられた。

2012/01/27