ハーレクイン 背徳の女神

著者名：ジュリア・ジャスティス【著者名】/杉浦よしこ【翻訳者名】

ハーレクイン（2013/08発売）

• ISBN：9784596741493

内容説明

ベルはある貴族にうまくまるめこまれ、庇護を受けながら屈辱の日々を送ってきた。その貴族が亡くなり、自由の身になったものの、美貌の彼女を男たちはほうっておいてはくれなかった。でも、もうどんな男性の言いなりにもならないわ。そのために投資で充分な財産を蓄えたし、フェンシングで体を鍛えてもいる。ある日、レッスン中に、ジャックという男性の視線に気づいた。彼もわたしに言い寄るつもりかしら？ベルはいらだちを覚えながらも、なぜか胸がざわめくのを感じた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[じょう]

ヒロインが されてきた事が可哀想過ぎる。ヒーローが優しく 忍耐強く寄り添うのが良かった。でも終盤での事件も、ヒーローに出会ってからなのに 防げないなんて残念でした。最後はヒーロー母に もってかれて、ヒーローの影が薄くなってしまいましたが 素敵なヒーローでした。

2019/08/11

[ぽこ]

次々と犯罪に巻き込まれている可哀想なヒロインだった。公園の一件も周囲に人がいて誰も止めないのはひどすぎる。権力のある人間がきちんとした罰を受けずに守られてしまうのは時代背景を考えると仕方ないけど、暴れん坊将軍のようにばっさりと悪党は切り捨てて欲しかったな。

2015/03/13

[aiko]

あまりのドラマティックさに一気読み。 高級娼婦に堕とされ数々の辛酸を舐めたベルと、彼女に助けられ、見守ることになるジャックの根気と誠実さが大変良かった。 知恵と誇りで苦境から立ち上がり、自ら落とし前をつけるベル、大変格好良いヒロインですね。作品を通して女性、子供の性的搾取に対する作者の怒りが伝わってくるような物語でした。 これについては同作者の『ふさわしき妻は』でも取り上げられているテーマでした。

2023/09/06

[キッチンタイマー]

中世くらいで旅人の行きずりの犯罪で転げ落とされた話。公園の話はひどいわ。

2013/11/09

[くろうさぎ]

結構きつい話でした。ヒロインの過酷な過去に加えて、更に、彼女に降りかかる災難。最悪です。・・・なので、とっても泣ける話ではありますが、、読後感もスッキリ！とはいえないかなぁ・・・。ヒーロー母がいい人でよかったけど、、

2013/06/23