ミクロ経済学I<プログレッシブ経済学シリーズ>―市場の失敗と政府の失敗への対策

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ミクロ経済学I<プログレッシブ経済学シリーズ>―市場の失敗と政府の失敗への対策

  • 著者名:八田達夫【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 東洋経済新報社(2013/11発売)
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  • ISBN:9784492812983

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内容説明

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日本が直面している現実の経済政策問題を評価する方法を学ぶための、ミクロ経済学の入門テキスト。
基礎理論と、「市場の失敗」「政府の失敗」の分析をとおして基本的な考え方を学ぶ。
○本書の特徴
(1) 加減乗除以外の数学を用いず、需要・供給分析の応用により経済学の基本的な考え方を学ぶ。
(2) 日本の現実の経済政策問題を数多く分析。
(3) 理論トピックは、日本の経済政策問題に役立つものを選択。
(4) 独学者にとっても、自分の興味あるトピックに最短時間で到達できる。
(5) 経済学的な政策判断の基本的な考え方の背景にある暗黙の前提を、掘り下げて解説。

本書は、従来の日本のミクロ経済学の教科書と異なる目的を持っています。
 従来の日本のミクロ経済学の教科書の多くは、より高級な経済学を分析するための基礎を作ることを目的としています。このため、経済学を専攻する人のためには役立つが、それだけを読んでも現実の日本の政策問題に対する判断はできません。
 それに対して、本書は、現実の経済政策問題を数多く分析することを通じて、経済学を初めて学ぶ人が、日本が直面している広範な経済政策問題に関する対応策を自分自身で考えられるようになることを目的としています。
そのような教科書は、大学生だけでなく、経済学を独習したいと考えている社会人にも、大学で経済学を専攻するかどうか判断しようとしている高校生にも、役立つでしょう。
序章 市場と政府の役割分担
1章 市場
2章 供給
3章 余剰と参入規制
4章 市場介入
5章 弾力性・限界収入
6章 規模の経済:独占
7章 外部経済と不経済
8章 減産補助金と環境権
9章 情報の非対称性
10章 公共財
11章 権利の売買

目次

市場と政府の役割分担
市場
供給
余剰と参入規制
市場介入
弾力性・限界収入
規模の経済:独占
外部経済と不経済
減産補助金と環境権
情報の非対称性
公共財
権利の売買

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

54
アダム・スミスのパラドックスの説明が秀逸!!!″「水ほど有用なものはないのに我々が水に支払う金額はごくわずかである。ダイヤモンドの利用価値はあまりないのに実に高価である。これはなぜか」"(P117)言葉で説明されてもある程度は分かるが、作図で説明してくれているところが嬉しい。視覚的な説明が充実していると思う。2013/03/08

void

2
【★★★★★】独習書として銘打たれている通り、非常に平易かつ丁寧。練習問題も確認レベルがほとんどで、それプラス本文でやや記述が足りなかった/混乱しやすい部分の補完となっており役に立つ。『Ⅰ』では、経済学の基礎に加え財市場における余剰分析がメイン。効率的な完全市場をおさえたあと、市場の失敗と政府の失敗がいかに生じそれに対処するかを現代日本の経済政策を多く取り入れながら分析提案する。官僚志望の方には特に有用かと。しかし『Ⅱ』と合わせても網羅性(補完財、ゲーム理論、不完全競争、不確実性などカット)は低い。2012/04/26

1
和訳マンキューっぽい書き方だなと感じた。八田先生の本はグラフや図が多い。数式は少ないイメージがある。便益棒グラフでは、サッカーの有名選手から消費者余剰について語られているりエネルギー問題や社会保険などについても述べられている。弾力性の説明はわかりやすいのではないかと思った。学部レベルなので、マスターしておきたい。2014/09/22

KAZOO

1
2巻ものの第1巻目ですが、非常に読みでがある教科書です。図解と問題集で本当に自習書タイプの本であると感じます。また現実の政策に即した説明がなされている点にも特徴があります。とりあえず読み通しましたが、学生でないとあまりニーズはないので時間がかかります。2巻目は効率化と格差是正なのでさらに政策的な意味合いが濃いと感じます。2013/03/13

きみどり

1
ようやく一通り読めました。が、理解の不十分な点がまだまだ散見されるので、何度も読み返すつもりです。2012/08/29

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