- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
最近、続発するリコールや製品トラブル。技術力世界一と言われた日本に一体何が起きているのか――。このような状態に、日本の先行きを不安に感じる人も多いはず。だが実は、それは従来の品質管理では問題視されない「見えない不良」が生まれていただけだったのだ。そしてそれは現時点では日本だけが抱えるより高度な問題であり、それを克服することで日本がさらなる飛躍を遂げることができる大きなチャンスなのである。本書ではこの「見えない不良」に対応するため、従来の方法とは違った、新しい時代の品質管理を実現する「品質工学」を徹底指南。わかるようでわからない「品質」の意味から、その影響力、実践的な品質管理のためのテスト手法まで、著者の豊富な経験を交えて余すところなく解説する。これを読めば、全ての業種に通ずる「品質力の磨き方」がわかる!
目次
「品質王国日本」が新たにやらなければならないこと―まえがき
1章 品質疑惑がなぜ次々に起こるのか―見えない不良とは何か
2章 信頼性にも「新旧交代」が当てはまる―従来型モノづくりの限界
3章 「まさか!」をなくす技術はあるか―「いじめれば分かる」方法論
4章 高品質と低コストの新しい基準―「試せばわかる」方法論
5章 「常識的な自分」から段階的に抜け出す―何が効率化を阻害しているのか
6章 日本で売れ世界で成功する製品の条件―「本当のニーズ」に応えるために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
18
品質管理の歴史がよくわかる内容だった。そして日本が徹底した品質管理をしてここまで発展してこれたのだなと思った。2011/05/10
stroatman
2
個人的な経験が無駄とは言わないが、本にはあまり書かなくていいかな。品質の歴史みたいなところも正直蛇足にしか感じなかった。しかし、この本でも品質には「異常検知力」が大事と結論付けててなるほどなと思った2016/06/04
クスモク
2
品質とは何かを再考しました。品質って投入時間に比例するとは限らないのですから。2008/12/11
いえのぶ
1
考えない技術者の温床の項目は非常に納得感がある。「作ってみてから考えます」とか、「考え方を流用します」とかいう似非技術者(実は単なるCADオペレーターとかトレーサーではないかと感じている)がなんと多いことか。2020/05/12
よしどん
1
前に読んだ『技術者の意地』に比べると説明が長くて読んでいると少し眠たくなる。でも、そこをグッと堪えて集中して読むといろいろと有意義なことが書いてあるのに出くわす。私はP.171 の「技術者にとって、行動につながらない情報は意味がない。正しい決断をするには、現状を正しく表現している情報でなければならない。」というところが特に心に響いた。途中でボーッとして読み過ごしているところがあると思う。また、来年にでも読んでみようかと思う。2015/04/14
-
- 電子書籍
- 義娘が悪役令嬢として破滅することを知っ…
-
- 電子書籍
- ヒゲ母ちゃんがんばりマッスル!(分冊版…
-
- 電子書籍
- 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―…
-
- 電子書籍
- 中卒労働者から始める高校生活【単話版】…