乳がんと牛乳 - がん細胞はなぜ消えたのか

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乳がんと牛乳 - がん細胞はなぜ消えたのか

  • ISBN:9784770502001
  • NDC分類:495.46

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内容説明

●世界15か国で翻訳された、400万部のベストセラー。
●乳がん発症  →  乳房切除  →  5年後に転移  →  2週間後に再転移  →  放射線療法  →  リンパ節に3度目の転移  →  放射線による卵巣摘除  →  リンパ節に再度、鶏卵半分ほどの大きさのがん発症  →  牛乳・乳製品・乳牛肉の摂取をやめる  →  リンパ節のがんが小さくなり消滅  →  15年間一度も再発なし。
……以上が、42歳で乳がんになったプラント教授の乳がんの歩みである。たたいても、たたいても、消えないがんにおびえながら、プラント教授は、自分がなぜ乳がんになったのかを調べ始める。
●プラント教授は、最初に乳がんになったあと、ブリストル・ダイエットという有名ながんの食事療法を取り入れた。これは、油・動物性食品・塩分・カフェインなどをとらず、野菜や果物、ヨーグルトなどを多くとるという食事療法であった。しかし再発! 余命は長くないと、医者からも告げられる。……愕然とするプラント教授は、それでもあきらめなかった。学術論文を読みあさり、まさに命がけで研究を続ける。そしてついに、プラント教授は乳がんの真犯人を探り当てた。それから15年。プラント教授の乳がんは一度も再発していない。
●プラント教授が本書でその研究を発表したとき、多くの科学者がこれを批判した。だが、一人としてプラント教授の説をくつがえすことはできなかった。やがてプラント教授は、医学の発展に貢献したとして英国王立医学協会の終身会員となる。そしてもちろん、いまも元気で活躍を続けている。
──私が乳がんになる2年前に、このような本が出ていたら、私が乳がんになることはなかったであろう。──ジェイン・プラント。
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目次

第1章 帽子と大蛇と科学者
第2章 悪さをする細胞
第3章 3番目のイチゴを探す
第4章 金持ち女の病気
第5章 プラント・プログラム―食事編
第6章 プラント・プログラム―生活スタイル編
第7章 東洋の目で西洋を眺める

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

D21 レム

23
地球化学者が乳・乳製品を断つなどで自らの乳ガンを克服した過程と食事法の詳細。牛乳には子牛のため細胞分裂を促す成長ホルモンに加えて、合成の成長ホルモン、病気を防ぐ抗生物質など多種の化学物質が含まれている。これが、ガン細胞の増加を促し、体自体も弱らせるということだ。あと、驚いたのは『スポック博士の育児書』で子供に牛乳摂取をすすめていた博士が、考えを180度転換し、1991年から自ら乳・乳製品を絶ち、2004年の第8版では「最悪の食品は乳・乳製品である」とまで書いていたことだ。その日本語版は出版されていない。2015/08/10

HoneyBear

16
五年前に妻が診断されたときに出会った本。サンプル・サイズや実験の難しさなどから因果関係の立証が困難なことは十分承知しているが、著者の論考(仮説の組立と数々の傍証)が一流科学者の真摯な病因の追究であることは明らか。彼女の研究動機は乳がんを克服することで政治的・経済的な利害が絡んでいない。考察は極めて客観的。この本を読んでから、大好きだった乳製品や牛肉・豚肉を一切やめた。その後妻の再発はなく、私も高いコレストロール値が下がる(薬もやめた)など、正しい選択だったと信じる。勿論因果関係を立証する術は知らないが。2014/01/02

miwmiw

14
病院で乳製品は胸にしこりができるので摂取しすぎない方がよいと言われ、びっくりして読みました。乳がんと乳製品って関係あるんですね、知らなかった。牛乳は健康な飲み物ってイメージがあったし。すごい取りすぎてたなあ。乳製品が乳がんの元ということについて、著者はイギリスで説明が多すぎて前半はさらっと読んだだけですが、後半は参考になった。その通りにする事は難しいけど、これからの食生活を見直したいです。2013/12/29

マイケル

9
昨年のさくらももこさんをはじめとして、最近著名人の乳がんによる「若死」が相次いでいる気がするが、本書を読むとやはり原因は、牛乳をはじめとする乳製品ではないかと思う。がんという病気は生活習慣病なので、若くして乳がんになるというのは、幼少期からの生活習慣に問題有りということになり、乳製品との関連はあるのではないでしょうか。いまだに、日本全国の公立学校で毎日給食に牛乳が出ているのは、乳がん患者を増やすことになっていないでしょうか。一度決定したことはなかなか変えられないというのが日本のお役所の悪い所。2018/12/13

くりりんワイン漬け

8
【重要】この本は学術的調査に基づいた内容を、とても分かりやすく解説してくれている本です。表題で注意をひき、参考文献を記載しないその他の本と一緒にしないでください。さて邦題のとおり乳がんと牛乳についての本ですが、ここで対象となる癌はおもに乳がん、前立せんがん、卵巣がんなどです。また牛乳だけに限らずJane Plant氏が研究の結果として考えた、推奨する避けるべき・摂るべき・やめるべき・やるべきことを詳しく説明してます。絶対に!!おすすめです。しかし・・・このような本が出回らないことが業界の悪意を感じてしまう2017/04/23

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