内容説明
多数派キン族の支配下、経済成長に沸くベトナム。だが中部高原には少数民族モンタニャールの存在がある。ベトナム解放30周年記念番組のロケ中に、女性タレントが誘拐された。叛乱の萌芽か。元戦場カメラマンとともに、奥地へ向かう菱沼大介。そこで目にしたものとは? 弾圧と蜂起、壮烈なる魂の黙示録。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nori
5
It is the best for me in jungle-river stories among Heart of Darkness, Apocalypse Now, this and others. However, as a novel of Funado, this is one of the worst, since readers can easily foresee the next. He might be afraid of much influence from them?2017/01/06
Sumomo Shibainu
2
「船戸作品だな」と感じる作品で後半は特に夢中になります。 ただ残念なのは「男」を強烈に感じさせてくれる人物が現れなかったこと。 どこか現実的というか、無茶でも筋を通す人物が不在だったこと。 小説の中でもそういう人物は生きにくい時代なのかなぁ?(笑)2014/09/16
fin2nd
2
ストーリーの構成が「河畔に標なく」と似た複数視点だったからか、あまり新鮮味がなく、説明的なセリフの多さも相まって船戸作品としてはやや満足度の低い読後感だった。2010/08/13
しょうゆ
1
ベトナム戦争について、勉強したかったのでよい資料となった。最初の一章はなかなか物語が始まらない、焦れったさがあったけど、二章からは色々と見えてきて面白くなった。2017/05/16
のうみそしる
1
初船戸。硬派な文章としゃれた台詞。敵にはもうちょっとがんばって欲しかった。2014/03/25
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