内容説明
警官の父の愛情に渇く絢子は友だちの真由美とともに、少年たちの溜まり場のレゲエ・バーへ誘い込まれた。その後、彼らのマンションで意識の混濁を覚える……。やがて、進行中の犯罪は中国人・黒社会とも奇妙に交錯し、破滅に向かう少年たちの性衝動は、父娘の絆を悪意をもって断ち切ろうとする。一級のサスペンス、そして警察小説の大傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takesta
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esta はやり絢子は世間知らずな事から悪い方向になってしまった。中国の下りが不要じゃないのか?と思ったが 上下巻共に読み応えがあった。描写内容的に子供には読ませられない作品だった。2017/12/30
rinrinkimkim
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ぐいぐい引っ張られて読了。上下でバラバラだった事件が最後にすべてつながる。エグイ表現箇所は読むに耐えられず一部飛ばしました。バイオレンスなんですかねぇ。モデルとなったコンクリート殺人を文章にするとこんななのでしょうか?誰も、誰一人救われないバッドエンドだし。。久間さんよく書き上げたというか必要以上のエネルギー出さないとラストは描けなかったのではないでしょうか。絢子さんがお父さんとのこれからがどうなったのでしょう。でも生きていただけが救いなのかな2017/08/25
れじい
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あーあ、絢子ちゃん... 最後に助かったけど、今後の人生は結構イバラかも。 頑張れ。いい男に巡り合え。2013/10/15
まさみつ
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どうにも後味の悪い作品。普通の女の子が不幸になる話しは好かん。主人公・犯人ともに魅力無し。これが『新時代の警察小説』ならそんなものいらん。2010/07/07
ぱーぷる・ばんぶー
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中国人店強盗事件を追っていた上司の娘が少年グループと知り合ってしまい・・・。緊迫のラストへ。強盗事件のほうが中途半端な感じがした。2009/09/27