幻冬舎文庫<br> 悪夢のドライブ

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幻冬舎文庫
悪夢のドライブ

  • 著者名:木下半太【著】
  • 価格 ¥677(本体¥616)
  • 幻冬舎(2014/10発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344412033

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内容説明

売れない芸人・クマは、運び屋のバイトを始める。新たな依頼は、ピンクのキャデラックを高級ホテルまで届けること。ただ運転すればいいはずだったのに、途中で命を狙われたり、謎の家出女子高生に追われたり、トランクから巨大な麻袋が出てきたり……。相次ぐ騙しあいと、怒濤のどんでん返しで、驚愕の結末へ! 一気読み必至の傑作サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

131
「悪夢、奈落エレベーター」、「ギャンブルマンション」、「観覧車」と読んできましたが、本書は群を抜いていました。オカマの話、ニーナ、夢野を登場させるあたりは伊坂幸太郎を彷彿させました。そう意味では前4作を読んでから本作に入った方が楽しく読めます。また、「エレベーター」のせいで当方がトラウマ化している(笑)エンディングも今回は非常に良かったと思います。 2016/11/11

タイ子

105
頭の中ぐちゃぐちゃで何書いていいか分からないピョ~ン。みたいな作品です(ちょっと何を言ってるのか分からない)では、登場人物を挙げてみましょうか。父親が2億騙され自殺、ペテン師を目指す16歳の娘。父親を騙した詐欺師、今SM嬢。売れない芸人クマ、ひょんな事からクマと再会した多重人格のネコ、ヤクザの若頭、ハリウッドのスーパースター、ニシキヘビのニッキー、太っちょ犬ダルメシアンなど。ある物を巡って大阪の街を東奔西走、縦横無尽にドライブするのがこの作品。分かりました?(笑)でも、ラストはスッキリ、一件落着!2020/04/16

aquamarine

96
売れない芸人クマが運び屋のバイトをすることをきっかけに起こるドタバタ劇。車を届けるだけのはずが、当然そんなはずはなく…。運び屋の相棒となるネコは普通じゃないし、もぐりの美人医師や、父親が結婚詐欺師に騙された女子高生など絡んで、一気に読ませます。狭い舞台に慣れてしまっているのもあって、エレベーターや先に読んだ観覧車と比べるといまいちかなあ、などと中盤は思っていたのですが、後半一気に持っていかれました。あの人はきっと裏があるに違いない、とちゃんと思っていたのに!ああ!そうか!さすがの木下ワールドでした。2020/05/08

ユザキ部長

96
ドタバタコメディは続く。詐欺師に必要なのは、素早い変装と卓越した演技力。いやいやペテン師だからっ!木下さんは10代の女の子をキーにするね。2017/11/22

mayu

86
悪夢②。売れないお笑い芸人のクマが始めたバイトは運び屋。もちろん運ぶのはあやしいものばかりで、やっぱり事件に巻き込まれる。アフロ芸人、多重人格者、ヤクザに詐欺師、韓国マフィア、ハリウッドスター。個性が豊かすぎる登場人物たち。盗ったり盗り返したり、騙したり騙されたりのドタバタが続く。着地点はやっぱりそうだよね、と思ったけど、最後の最後でまたひっくり返された。スピード感があって、今作もまた面白かった。2021/03/06

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