内容説明
ご存知ですか? 物語は圧縮すると結晶になるのです。ここに収められたのは56の短い物語。一つ一つは小さく、だけど、それぞれがキラキラ輝いています。ほら、鍵穴からそっとのぞくと、そこには目もくらむラビリンスが! 伝説のショートショート作家・星新一氏の遺志を継ぐ、稀代の異才・江坂遊、ノベルスについに登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
22
超短編ばかりを集めたものでした。気軽に読めるものとなっていました。表題作となっている『鍵穴ラビリンス』とか『キネマの夜』あたりが面白かったです。2012/12/06
那由多
19
先日読んだ『きまぐれラボ』よりも毒が強めで、こちらの方が好み。弛緩と緊張の落差がもっと欲しかったりもするが、ホラー系のオチなんかは出来が良くて文句なし。2019/07/29
空崎紅茶美術館
7
ショートショートって、煮詰められて核しか残っていないような物語。短すぎて印象に残らないし、割と似たようなものばかりだけど、読みやすい本でした。『バブリングメモリー』のような、四行かそこらのベリーショートなお話が面白かった。★★☆☆☆2010/11/24
ひょろ
4
異形コレクションで読んだものが多いが、他に全体の1/3くらい書下ろし。他の作家だと"異形コレクションに載せたのをまとめました"になりがちなのでこれはうれしい。2017/07/15
ryu
3
星さんとの最大の差はテンポだな。2009/08/13