内容説明
すでに母親を亡くしているデボラは、継父も病気で失った。「おまえに譲るものは何もない。この屋敷から出ていってくれ」冷酷な義理の兄と姉にそう告げられ、デボラは仕事を探した。幸いにも、職業紹介所で偶然出会った亡き母親の友人が、脳卒中で寝たきりの老いた夫人を世話する仕事を紹介してくれた。住み込みで働き始めた彼女は、やがて夫人の家族の本心を知った。この人たちは夫人の回復など願わず、その遺産だけを狙っている。夫人を元気にしてあげたい。でも、どうすればいいのだろう?ある日、かかりつけの医師が有名な専門医を連れてきた。サー・ジェイムズ・マーロー――青く澄んだ瞳の頼もしそうな男性。デボラは相談を思い立ち、彼の車を帰り道で懸命に呼び止めた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽしょ
4
苦労する健気ヒロインと、それを要所要所フォローするドクターヒーロー。ヒーローがヒロインがどんなひどい状態のときでも、美しい…と思ってるのがいい。それ完全に欲目ですから!ラストもベティにしては情熱的でした。2012/05/08
びわ
3
一人で頑張らなきゃ!と奮闘するヒロイン。何とかしてあげたくて、じたばたするヒーロー。面白かった。最後はヒーローの忍耐がきれて、「君に向いてるのは僕の妻だ!」って(笑)すごい自信だ。苦労したヒロインが幸せになれそうでよかった♪2012/12/29
くろうさぎ
3
母の再婚でとんでもない家族にみまわれてしまったヒロイン。そんな家族から逃げるように就職するが、仕事先の家族に恵まれない。でも、とっても頑張ってるんだよね~~~!ヒーローもっと早く心決めて欲しかったなぁ・・・。オスカーもよかったけど、最初の家の老婦人が大丈夫なのかきになるわ・・・・。2011/10/21