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内容説明
モノが売れない時代でも一流の営業マンは売りまくる。彼らは、絶妙なタイミングで商品を薦め、必殺の決めゼリフを持ち、いつの間にか絶大な信頼感を勝ち取り、さらには「あなたは特別な人だ」と自尊心をくすぐりながら相手を気持ちよくさせ、必要のないモノまで買わせてしまう。商品説明などしなくとも、顧客は満足し、騙されたと訴えることもない。詐欺師と一流の営業マンは紙一重。十倍買わせる、きわどい営業のコツと心得を伝授!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモングラス
83
ある研究によると、人間の二十数人に1人は、他者の迷惑をまったく気にすることができないらしく、彼らに良心の呵責を求めることはできない。世の中には、人を騙して自分だけトクをすればよいという「信じられない」人間が存在する。モノが売れない時代でも一流の営業マンは売りまくる。絶妙なタイミング、必殺の決めゼリフで、いつのまにか絶大な信頼感を勝ち取り、自尊心をくすぐりながら必要のないものまで買わせてしまう。顧客は満足し、訴えることもない。詐欺師と一流の営業マンは紙一重。読み応えがありました。コンサルタントの章など特に。2024/12/08
月讀命
60
8人のうち1人は「カモ」。株の予想で、3週続けて連続当たるのは8人に1人。その1人は必ず詐欺師を信用してしまう。詐欺師は8人の「カモ候補」に対し、Aさんには、上がる、上がる、上がる。Bさんには、上がる、上がる、下がる、Cさんには、上がる、下がる、上がる、D,E・・最後のHさんには、下がる、下がる、下がると8通りの株価予想を伝授する。そうすれば、8人の内の1人は必ず詐欺師の予想どおりになるのだから、4週目には「1人のカモ」は詐欺師を全面的に信用しきってしまい大金を託して、詐欺師はドロン。・・・確率の問題だ。2011/06/16
西
24
ほんと、できる営業の人って、ガツガツしてなくて、こちらの言うことをしっかりと聞いてくれる感じの人が多いと思う。時間を取って話を聞いてくれて、ありがたいと感じて、そこまでしてくれたんだから何か買ってあげたい、と思わせる能力に長けている。それが自然と出来る人。自分はガツガツはしていないけど、話をしっかりと聞くことが出来ていなかったことと、ポイントポイントでの質問が出来ていなかったなと思う。今更営業に戻りたくないけど。2019/04/08
B.J.
9
●売れるセールスマン →誠実である→商品にとても詳しい→対応がスピーディーである。→とにかく相手のためを思っているということを演出する→それによって、できるだけ商品を手に取らせる。 →手に取らせることによって、商談を長引かせる。 ●ネズミ講 :ビジネスでは、その仕組みを作った人以上に儲けることはできない、という原点に帰ること。 ●詐欺に遭いやすい人の特徴:人のお願いを断れない :人を信じてしまう:脅しに弱い。・・・本文より2020/03/23
てくてく
9
詐欺というよりも営業の方に主軸を置いた、優秀な営業とは何かということを説明した本。詐欺に関する本だと思ってタイトル買いだったので、その点は期待外れではあったが、相手をその気にさせる営業のノウハウの一端が示されている点において興味深かった。2017/11/27