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内容説明
ギスギスした職場で、部下たちは今、人望のある上司を求めている。では「人望ある」とは、どういう人か。理屈や正論を押しつけない、出世欲や権威を感じさせない、一緒にいるとリラックスできる、他人の痛みがわかる――など、その人間像を明らかにし、人がどう人望を集めるか、それを具体的なテクニックにして伝授。相談にきた部下がおのずと答えに気づく話の聞き方や、体験を生かした説得力ある語り口など、人間関係を劇的に変えるヒントが満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモングラス
98
技術、スキルの面からとらえた話し方の本が沢山出ているが、話術があれば人は相手に信頼され尊敬されるのだろうか。相手に伝わりやすい、相手に関心を持ってもらえる、それなりに意味はあるが、自分自身のありようを棚に上げて、いくら話を技術的に高めても、伝える、伝わるという点ではおのずと限界がある。人望とは見えないところを見ようとすること、人気があるからといって人望があるわけではないなど、講演で瞬時に心わしづかみにする近藤さんが会得した聞き方、話し方。長年の新聞記者経験からの「逃がす」あえて逃げ道を作るなどの体験談。2023/03/17
レアル
46
ハウツー本というよりは、どういう人が人望を集めているかを考える本。この本の中で私が印象深かったのは「正しい事を言えば言うほど人望を失う」。正しさは人其々。そのことを理解せずに自分の正しさをただ相手に押し付けていると、相手は離れていく。また「論より体験談」など成程と納得できる内容で人間関係を良くするヒントがここに書かれてある。2021/02/19
Nobu A
13
図書館本読了。この手の精神論を語る実用書は多いような気がするが、ひと味違う。まあ、無いとは言い切れないが。まずは、「人気」と「人徳」とを比較して「人望」の定義付け。筆者の見聞を含む体験を散りばめてコラム調で33の小話。「自慢になる成功例より自分の失敗例を」「正論は相手の反発を生む」「結局、人間というのは色、金、メンツ+最近は健康」等は含蓄がある言葉。人間関係は心地いい距離感の取り方と匙加減。読みやすく、妙に納得してしまった。2017/01/03
山田太郎
10
素直に読まないからやっぱり人望がないんだろうな、おれ2012/03/30
ずみ
8
・人間関係でなによりこころがけたいことは相手のいいところを見つけることではないでしょうか。 ・「良い結果をもたらすウソは、不幸をもたらす真実よりいい」。ペルシャのことわざです。2016/03/23