内容説明
夫伴之助が任務を終えて家に帰り、矢島家には平穏が戻りかけていた。お鳥見役に任命された長男久太郎には縁談が持ち上がり、次男の久之助にも想い人が……その成長は頼もしいが、久太郎の相手は一家の敵・老中水野忠邦に連なる家の娘、久之助の見初めた娘にも家がらみの事情があった――子らそれぞれの幸せを願って温かい珠世の笑顔が、家族の絆を支える好評シリーズ、第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
66
長男・次男がそれぞれにままならぬ恋に悩む第4巻。武家ならではの数々の障壁を、珠世の機転で乗り越えてゆく。普段穏やかで無口な夫がいざという時は頼もしく、妻の才覚をしっかりと認めているところもいい。シリーズ初?の本物の悪人にゾクッとさせられた。2019/06/21
優希
43
子供たちの成長を感じますね。お鳥見役が長男・久太郎に任命されだだでなく縁談が、二男・久之助には想い人ができるというだけで頼もしい成長を思わせます。夫・伴之助も任務を終えて矢島家は平穏と思いきや久之助の相手や久太郎の見初めた相手に家絡みの事情があるというのだから目が離せませんね。どんな状況でも子供たちの幸せを願う珠世の存在には救われます。暖かい笑顔で見守る珠世には癒されますね。家族の絆が彼女の笑顔によって支えられていると思います。子供たちの恋にドキドキしつつ、心がじんわりあたたかくなりました。2014/09/11
はつばあば
17
同じ親から生まれでても性格、気性、顔立ちから違ってきて個を主張する。その中で家庭の役割は大きい。子供達と暮らせるのはほんの一瞬の期間。もっともっと違う育て方ができたのではと珠世を見て思う2014/04/04
あすか
16
「お鳥見女房シリーズ」矢島家長男の縁談に次男の恋。武家の次男の屈託も・・・。みんなどんどん大人になってくなぁ・・・。ところで、お鳥見女房シリーズといえばちまきか田楽だと思うんですがどうでしょう?(笑)2020/11/25
マーガレット
9
お鳥見女房シリーズ第4弾。矢島家と源大夫一家の子どもたちの成長に、その成長を支える珠世でなくとも頬が緩む安定のシリーズ。「気がかりや心配事は、大なり小なり消える暇はない。追いかけっこするように、ひとつが解決すればまたひとつあらわれる。けれど、生きてゆくとはそういうことだと思い定めれば、苦難も笑顔でのりこえられる。」今日も笑顔で頑張ろう!2015/11/30
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