内容説明
フリーター、自分探し、パラサイトシングル、「シスコン」――。「雨ニモマケズ」や「銀河鉄道の夜」、あるいは絵本や教科書で出会った童話や詩を通じて、日本人にもっとも親しまれてきた作家の一人、宮沢賢治。その人生には、現代のこんなキーワードがあてはまる。この「愛すべきデクノボー」の謎多き人物像と作品世界を、若手女性研究者が、数々の意外なエピソードと特異な感覚のちからに注目しながら読み解いていく。
目次
1章 神童誕生―幼少時代(明治二十九~四十一年)
2章 思春期の葛藤―盛岡中学校時代(明治四十二~大正三年)
3章 光と影の青春―盛岡高等農林学校時代(大正四~九年)
4章 奇跡の七ヶ月―家出、上京時代(大正十年)
5章 変人か、天才か―花巻農学校教師時代(大正十一~十四年)
6章 理想と現実に揺れて―羅須地人協会時代(大正十五~昭和三年)
7章 死への助走―東北砕石工場技師時代(昭和四~八年)
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