講談社文庫<br> 軽井沢マジック

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講談社文庫
軽井沢マジック

  • 著者名:二階堂黎人【著】
  • 価格 ¥806(本体¥733)
  • 講談社(2012/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062761543

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内容説明

一流イタリアブランドのスーツは、バーゲンで。超高級時計は、香港製のニセモノ。高級外車は、友人ディーラーからの借り物。あり得ないほどの美貌に恵まれながらも、完璧にはずしまくる課長代理・水乃サトルとその部下・美並由加里は、出張先の軽井沢で奇妙な殺人事件に遭遇、容疑者にされてしまう。変人・サトルの卓越した推理力は、この難事件を解決することができるのか!? 長編本格ミステリ(講談社文庫)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🐾Yoko Omoto🐾

123
再読。水乃サトル社会人編一作目。手軽に読めるライトなミステリをという主旨で書かれたシリーズだけあって読みやすく、適度なユルさを軽いノリで楽しめる。イケメンだけど女心に疎く、推理好きな一面が周囲からは変人扱いされているサトル、そんな彼を慕う職場の後輩お嬢様、サトルに振り回される友人や警察の面々などお約束的なコテコテさが安心の構図。特にアリバイトリックと凶器の謎は秀逸で、3つの殺人の真相についても「普通ならこう考える」の裏を欠かれる巧さ。ただライトなだけでなく、謎解きはしっかり本格というところは流石だ。2015/07/20

ダイ@2019.11.2~一時休止

113
水乃サトル(社会人編)シリーズその1。二階堂さんの作品では軽くて、他の方も言っているように内田さんの浅見光彦っぽい感じがする。2016/03/04

セウテス

65
迷探偵水乃サトル社会人編シリーズ第1弾。二階堂シリーズの重厚な本格に対して、ライトミステリーという位置付けの作品。水乃サトルと会社の部下見並由加里は、出張の帰り軽井沢で連続の殺人事件に巻き込まれてしまうアリバイトリックや凶器の移動の謎など、何処かで見た様な気はするものの、終わってみれば最初から作り込まれた、しっかりとした作品であると納得すると思う。軽くはあるが、整合性とバランスの取れた本格テイストが、気持ちいい位です。読んでいき、何となく浅見光彦作品の様な感じがしますが、謎解きは間違いなく楽しめます。2016/06/02

aquamarine

54
蘭子シリーズとは違いユーモアミステリの分類なのかとても軽いです。イケメン水乃サトルは推理力は抜群なくせに先走って周りを振り回し迷探偵ととも言われますがそれは彼がきれるゆえだと思うので彼の周りの人が言うほど変人だとは思いませんでした。もっともニセモノの高級時計や試運転の高級車にはかなり残念なものを感じましたが。軽く楽しめましたがナイフの謎などはよくできていると思うし、ちゃんと本格で伏線もフェアだと思います。このシリーズは社会人編と大学生編があるそうで、読み易かったのでのんびりと追いかけてみようと思います。 2015/01/04

MATHILDA&LEON

30
図書館で目に付いたので、あらすじも何もわからずに借りた本。かなりおふざけが入った軽めのミステリーかと思いきや、がっつり本格モノで、思いがけず楽しい作品でラッキー。著者の作品は多分初めて読んだと思うのだが、読み易さ抜群でミステリーも「まさか」な展開。これは他作品も読んでみなくては。2017/11/07

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