内容説明
私たちは自分について何も知らない幼少の時代から、自分の人生の台本を書いて、それにしがみついて生きている。しかしながら、そんな人生の台本などは捨ててしまおう。変わることを拒否する人間の末路は、いずれ他人の不幸を喜び、他人の幸福をねたみ、自分自身に誇りをもつことなく生き続けることだ。また不平不満さえいう気力もなく無気力感だけで生き続けるのかもしれない。ひとつの不運をおおげさに嘆いていると、つぎの種類の不運を誘い出してしまう。スランプから抜け出そうと焦れば焦るほど、さらなるスランプが襲ってくる。だから不運な時ほど自分を見つめ、例えばそれが健康だというのなら、自分の中に存在する健康という幸運にしっかり目を見据える。成功と失敗を分ける「鍵」とは、焦って攻めるタイミングと待つタイミングを見誤らないことではないだろうか。
目次
第1章 自分を駄目にするのはこんな人間だ
第2章 甘えた人間は不運の犠牲者になる
第3章 心の不健康さにむしばまれてはいないか
第4章 自信が持てない本当の原因はここにある
第5章 だまされやすいのはナゼか?
第6章 ナルシシストは賞讃だけを頼りに生きる
第7章 人は能力によって幸せになるのではない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユーさん
4
読んでいる途中で、殆どの事が当てはまるので、途中で本を閉じたくなりました。親族で統合失調症が何人も発症している家系です。いずれは自分も、と覚悟をしながら、それでも、「今」出来る事をしっかりとやって、備えるのみです。2016/06/10
Sho Katayama
1
今の自分にグサグサくる本だった。自分にとって大切なもの、評価関係なくやること、それを信念にしない限り劣等感や人からの見られる像に終始するだろう。それは、マネジメントである。人を活かすことである。2014/08/26
きるきるふわっち
1
少しずつ読む。読むと気持ちが落ち着く、ワタシの鎮静剤。2014/04/25
ササキマコト
1
社説かコラムっぽかったです。中身は、上手く説明できないのですが考え方の傾向ですかね。こんなときにこんな考え方をする人はこんなことになってエライこっちゃ。こーゆーときはこんな考え方をした方が良いのにねぇ。みたいな内容です。基本的には流し読みでしたが、たまにハッとさせられました。あ~、耳が痛いっ(*ノノ)物事が上手くいかない人の心理に興味がある方は読んでみても良いかもしれません。いわゆる「心理テクニック」系が読みたい人は他の本をどーぞです。2013/02/17
すいか
1
失敗したからといって、人格を否定しているわけではない。他人の評価を得るためにある人生ではないということを、心の片隅においておく。2009/04/12