中公文庫<br> 崇徳伝説殺人事件

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中公文庫
崇徳伝説殺人事件

  • 著者名:内田康夫【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 中央公論新社(2012/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122049871

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内容説明

崇徳天皇に傾倒する男が経営する特別養護老人ホームで働く看護師・滋美。施設では入居者の不審な死が相次ぎ、滋美は内部告発の証拠となるフィルムをジャーナリストに渡そうとする。だが、ちょっとした手違いから、取材で崇徳天皇ゆかりの神社を訪ねる最中の浅見光彦に託してしまい――福祉事業の暗部に浅見光彦が迫る!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブルーローズ

3
讃岐に流刑になった崇徳天皇をモチーフにしているので、京都と香川の旅情たっぷりです。内田氏の書くヤクザは、完全にワルモノなんで、「水戸黄門」(テレビ番組)を楽しめる人には、かなり楽しめます。いや、それ以外にも介護問題とかとりあげてますけど。2011/10/01

miu_pal

0
この作品の最大の魅力は序盤の惹きの強さである。話のつかみが本当に上手い。魅力的な謎の提出に唸らされるし、一気に作品内に引き込まれてしまう。舞台となるのは京都府内で複数の福祉事業を手掛ける「白峰園グループ」である。グループが経営する特別養護老人ホームで、入居者の死亡の際に何らかの不正が行われているらしい。新人事務員の坂口富士子はそのような噂を聞いて不安にかられる。一方、浅見光彦は『旅と歴史』の取材で京都の外れにひっそりと建つ「崇道神社」を訪れていた。崇道神社は早良親王の怨霊を鎮めるために作られた神社である。2025/06/06

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