内容説明
「アメリカへ行けば何かがある」。イラストレーターになるという夢を抱きニューヨークに渡った曾我輝雅を待っていたのは、アジア人蔑視と満足に食べることもできない苛酷な環境だった。栄光と汚辱、希望と絶望の全てをのみ込む街で、最後に成功をおさめることができるのか!? 自分を信じて生き抜くことの尊さが深く心にしみ入る、名作長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨリヨリ
15
破天荒。2013/11/24
kou
11
いやはやハチャメチャな青春である。 これからどうなるのかと思わせるところで終わるのが梁さんらしい。 2015/08/27
Ikuto Nagura
1
「果敢な想像力は破壊の中からしか生まれない」そんなセリフなんかどこ吹く風な、芸術への真摯な姿勢など欠片もない意地と虚栄の青年時代。酒と暴力が日常の、梁石日作品の主人公らしい生き方。それにしても生まれつきの女運の無さが悲しい。2014/01/29
siroutak
0
おもしろかった。この主人公の生命力に圧倒されました。2013/05/07
DAHLIA
0
生々しい表現がたくさんあるけれど、主人公が夢を求めてがむしゃらに前進する姿勢に、自分の生き方を考えさせられます。2008/10/05