内容説明
大伯母が亡くなり、葬儀をまかされたゾーイは、必要なものを取りに大伯母のアパートメントを訪れた。父親をさがしているという男性、ニコラスに廊下で声をかけられ、その息をのむほど魅力的な姿に一瞬にして恋に落ちそうになるが、素性もわからない相手だと思い直して家の中に逃げ込もうとした。すると、彼は自分がボスだと言わんばかりの堂々とした態度で、父親はどこにいるのかと彼女につめ寄った。いったいなんのことかさっぱりわからないとゾーイが答えると、ニコラスは目に怒りをたたえ、耳を疑うような言葉を吐いた。「君は父の恋人なのか?」★人からの賞賛を素直に受け入れられないヒロインの心の闇を懸命に理解しようとするヒーローの姿に心を打たれます。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ととめ
0
華奢で上品な一族のはみ出し者で、NYでタクシー運転手とフィットネスインストラクターとして働く自己評価の低いヒロイン。両親と姉妹たちの態度も、意地をはってクールぶるヒロインにもモヤモヤ。幼少期に家を出て行った父を追い、ヒロインの亡き大伯母に会いにやってきたハンサムでマッチョな公園保護官ヒーロー。好みのタイプじゃないのに、ヒロインの鍛えられたナイスバディ、気の強さと内面の脆さにメロメロで勃起しまくり。70代でスケボーの練習中に死んだ、実はベストセラー作家だった大伯母が一番チャーミングだったかな。2017/01/19