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内容説明
戦前は「立憲君主」、戦後は「象徴天皇」として一貫した行動を取り続けた昭和天皇。その足跡を丹念に辿りつつ、「昭和の意味」を浮き彫りにし、日本という国、天皇という存在の全体的意義を改めて問い直す。昭和史研究の第一人者による労作。
目次
プロローグ 崩御のとき―昭和六十四年一月
1 帝王教育とヨーロッパ外遊
2 軍部暴走の時代
3 日米戦争突入へ
4 終戦、国民とともに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoichi
1
著者は、陛下による想いとそれに対する軍部の行動を批判。陛下を想いすぎるあまりなのか。。陛下の事については良く記述してあると思います。2017/02/26
Masayuki Shimura
0
[時代の御方]「何をした・何があった」という事実としての昭和天皇伝に留まっておらず、「何を思った」というところまで踏み込んでいるところに著者の意気込みを感じます。また、そのいわば心情の忖度において、安易な結論や推論を急がず、御製の詩や記者会見録などをつぶさに当たっているところに著者のバランス感覚が伺えました。昭和天皇に限らず、昭和という時代を改めて見返す上で有意義な作品ではないかと思います。2016/04/29
AnmitsuK (うろ覚えムーミン)
0
やはり昭和史を追うことは、昭和天皇その人について知ることに他ならぬ。上巻では誕生(明治34年)から、弟宮:秩父宮との死別(昭和28年)まで。2014/08/03