内容説明
トム・クルーズを大スターに仕立てジョン・レノンに復活を遂げさせたハリウッドの大物は、ビル・クリントンを大統領にした陰の立役者でもあった――。米大統領選の裏側で、もはや映画製作者たちは欠かせぬ存在だ。どの陣営も有能なスタッフを抱え込みイメージ戦略を練っている。ちょうど映画スターを売り出すように。ルーズベルトからオバマまで、ハリウッドとワシントンがいかに結びついてきたかを検証する。
目次
第1章 ハリウッドのダヴィデ王―一九九〇年代
第2章 黎明期、「ハンサムな巨人」の登場―一九二〇~五〇年代
第3章 ニューフロンティア―一九六〇年代
第4章 権力と反戦―一九七〇年代
第5章 三人の象徴的な人物像―一九八〇~九〇年代
第6章 セックスアピールは口ほどにものを言う―現在から未来へ