内容説明
「若すぎるうえに、おまえは女だ。頭取の座は譲れない」祖父の言葉に、エイミーはひどく打ちのめされた。あてどなくマンハッタンの五番街を歩いているとき、タクシーから降りてきた男性とぶつかり、口論となる。ハンサムだが横柄な彼は、言いつのる彼女の口をキスで封じた。その夜、憂鬱な気分を晴らそうとクラブに出かけたエイミーは、昼間会った男性の姿を認め、険しいまなざしに凍りついた。とっさに逃げたが、彼はエイミーを追い詰めて言った。「君に礼儀というものを教えてやろう。今この場で」おびえるエイミーに、彼は再びキスをした。★ベテラン作家サンドラ・マートンによる三部作〈王子に魅せられて〉を連続刊行いたします。エール大学で出会い、固い友情をつちかってきた異国のプリンスがヒーローです。三十一歳になった今も独身を謳歌している彼らの心をとらえるのは、どんな女性たち……?★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
18
一族の男子しか銀行を継げないと決め込むヒロイン祖父に苛立つ。そりゃいくら大学で勉学に励んでも実務経験を積まなければ経営は無理だけど、病気療養中に無能な男子に代理を任す暴挙に唖然。ワンマン経営ってこう言うこと?誰か止めて〜。ヒロインとヒーローの出会いは偶然だけど互いに強烈な欲望に駆られて性的な関係を持つのが早い!銀行買収の条件としての結婚話で、はめられたのでは、と疑念を持ちながらヒロインを手放せなくなるヒーローは中々よろしい(笑)。サンドラさんのヒーローは傲慢でも根が優しい気がするので高評価。2022/11/14
ちゃろ
1
⭐⭐⭐面白かった〜(^^)、情熱的な一夜を過ごした名前も知らない男女。イタリア人ヒーローは結婚なんて考えていなかったのに、すると決めたら一直線。情熱的で羨ましい。2014/05/18
なすか
1
【再読】ヒロインの爺さんとヒロインの関係をもっとキッチリかいて欲しかったような、謝罪が一言欲しいというか(感想近27日UP)2010/01/25