内容説明
トレードマークは蜻蛉切(とんぼきり)。穂先に蜻蛉(とんぼ)がとまったとたん真っ二つに切れてしまったという長槍。この槍を手に、鹿角の兜と漆黒の鎧をつけ、五十数回の戦に参加するも一度も負傷しなかったと伝えられる猛将・本多忠勝。徳川家康の名参謀として忠義を尽くし徳川四天王のひとりとしてかぞえられ活躍したその生涯は武士の何たるかを後の世にまで知らしめ続けている。「家康に過ぎたるものがふたつあり 唐の頭に本多平八(忠勝の通称)」と敵将・小杉左近にまで称えられた猛将の生涯を本書では彼の主君・徳川家康との関係を中心にまとめている。巻頭の漫画は猛将の若き日の荒武者ぶりを描いている。戦国末期まばゆいばかりに輝きを放ち天寿をまっとうした無傷の大槍・本多忠勝の生涯を堪能できる一冊である。
目次
序章 本多忠勝見参―生まれついての武骨者
第1章 本多忠勝三大決戦―若き日の猛き勇将
第2章 本多忠勝一〇番勝負―荒ぶる蜻蛉切
第3章 本多忠勝と関ヶ原合戦―戦こそわが命
第4章 本多忠勝の晩年―武骨の槍が重くなるとき
第5章 徳川家臣団の歴史―鉄の結束・血の団結
第6章 本多忠勝を囲む人々―武辺と忠義の兵たち
第7章 本多忠勝紀行―すぎたる無骨者に会いにゆく
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しおん
1
アンチ徳川だけど忠勝は結構好き。全然知らなかった四天王のことや徳川家のことがわかりました。榊原氏がいい人!村正がまさか息子信康の介錯に使われてたとは!2012/06/21
Hiroyuki Fujiwara
0
徳川家康の天下統一の偉業を忠義一徹で支えた武将。甲斐・信濃攻防戦(武田家が滅びた後の北条氏との戦)では勇猛果敢な戦いぶりという。自軍の兵たちを適材適所で活躍させ、前線における指揮官としても才能を大いに発揮していたという。岐阜城攻めの際、福島隊、池田隊の先陣争いで同志討ちにもなりかねない状況にて調停役としてまとめ、家康に報告したという。家康と真田家、真田家に嫁いだ忠勝の娘・小松殿、当時の歴史に大きな影響を及ぼす。関ヶ原の合戦前、真田父子は敵味方に分かれ、親、姑、真田信幸、小松殿はどんな思いだったのだろう。2019/02/12




