内容説明
神話・伝承の時代から現代まで、歴代天皇の人物像と御業績を総覧。従来の武家からの視点ではなく、天皇を中心とした日本史を再構築する。天皇家のご先祖様たちの素顔とは? 神武から今上天皇まで125代を完全総覧。「万世一系」に秘められた謎と真実を読み解く!かつて、日本人は「日本国家の歴史」について明確なイメージを持っていた。神武天皇によって大和で創られた「クニ」から発展し、万世一系の皇室を統合のシンボルとして統一と独立を保ってきたと、千数百年にわたって理解してきた。では、果たして「歴代天皇の眼」に「国家の歴史」はどう映っていたのであろうか。こうした観点から定点観測を試みるのが本書のねらいである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
44
なかなかためになる本である。しかし、武烈天皇というのはすごいな…でも、このような独裁者の残酷エピソードはいろんな国の歴史で残されているので、神話レベルとして解釈すべきだろう。孝明天皇以降は色々と横やりが入れられそうな中、良くまとめたなあと思う。良書。2012/04/23
海
1
八幡和郎「歴代天皇列伝」読了。この人の著者は3冊目だけど、どの本も内容とタイトルがイマイチ合っていないwこの本も列伝ではないような…。史学を専門に勉強した人ではないと思われる高圧的でインテリ臭漂う決めつけ的な書き方が気になる。2011/07/18
オノ版図
0
宇多天皇の猫大好きエピソードがないのがちょっとね!と思いました。2015/01/31