内容説明
あなたも被害者かも――。夫の非情な言葉や態度によって傷つく妻たちが急増している! 私が結婚生活で夫から受けてきたのは「虐待」そのものだった。すべての責任はお前にあると、夫は何度も言った。私も、自分がダメなのだと思っていた。でも、それは違った。幸せになれないのは、自分のわがままのせいでも、努力が足りないからでもない。夫にとって、ハラスメントの対象は、自分より弱い人間だったら誰でもよかったのだ。
目次
第1章 「優しい人」が仮面を剥ぐ時
第2章 「モラ夫」は自分も人も愛せない
第3章 亭主関白という名の精神的暴力
第4章 私たちの苦しみには名前があった!
第5章 離婚調停に向けて臨戦準備
第6章 モラル・ハラスメント脱出への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
38
★★★夫婦関係に対する理解を深めることができればと思って読んだ。全てにおいて完全な人はいないし、不完全同士お互い補完しつつ良好な関係を築いていくのが理想だとは思うが、出会うタイミングもあり、結婚してからでないと見えてこない相性の良し悪しもあり、夫婦の難しさを感じた。 2016/02/27
警蓮社峻譽身阿
18
妻との喧嘩で、意図する以上に妻に強いプレッシャーを与えてしまっていたことを認知。もしかして自分がモラハラでは、と思い読む。著者は結婚直後から19年間に渡り夫から典型的な強烈モラハラの被害を受けてきた女性。その被害を赤裸々に記したもはや戦記もの。常軌を逸したモラ夫の行為に血の気が引く。精神科医から「19年間被害を受け続けたあなたが、今正常な精神を保っているのは奇跡」と。モラ夫はもはやサイコパスとしか思えない。流石に自分はここまでではないと少し安心しつつ、軽度であろうと決して妻に同じ苦しみを与えないと誓う。2021/10/01
ちっか(*´꒳`*)♪🍎
17
モラハラって聞いたことはあったけと、遠い世界のことだと思ってました。でも私自身これに該当する状況だったとわかって今は離婚しましたが、心の整理をしないと前に進めないと思ってこの本を見つけて読みました。最初はぬるいお風呂に入っていたのが、気づいたら熱湯になっているという表現をされていて、すごく共感しました。読み終わって一区切りつけられたような思いです。のびのびと堂々と、元気に生きていこうと思いました。きっと今もどこかで同じような思いをしてる人がいるだろうな…どうかその辛い状況から抜け出せるよう祈る思いです。2020/07/17
カッパ
13
著者の実体験がてんこもりであった。きっと読んでいてもしかしてと思えた人がたくさんいたと思う。相談できる場所が昔に比べたら増えたように思う。どこからがおかしいという明確な基準がないのところが難しいところなのだと思う。うちも少しはあるが言い切れるからは疑問。2019/09/05
Keystone
13
ひどい話や、何のために?と思うような不思議なハラスメント行為もあり、旦那さんの言い分を聞いてみたい。モラハラ被害者向けの本は、読むと、「対処法としては結局離婚しかないのか」と思ってしまう。ハラスメント加害者向けの本ってないのかなあ。2016/10/27




