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内容説明
子どもの生活がケータイで激変している。学校裏サイト、メール依存、プロフ援交――。小中学生も社会の暗部を覗いている。規制はまだ追いつかない。子どもをどう守るか、真摯に問う。
目次
第1章 子どもはケータイを何に使っているか
第2章 ネットいじめの実態
第3章 子どもの生活を支配するもの―同調圧力の問題
第4章 有害情報をどう規制するか―迷走するフィルタリング
第5章 子どもの健全育成に何が必要か
第6章 親、教師、社会ができること
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
16
ケータイに依存するこどもたちを憂うことも大事だが、このケータイ世界を作りだしたのは大人であり、企業であり、行政でもあることを忘れないようにしたい。2014/02/28
assam2005
8
確かにちょっと内容が古い。2008年発行なので7年前。プロフについてたくさん書かれてあったので、時代の流れの速さを感じます。なにもわからず便利だからと使うとどんなに怖いものか、よくわかります。学ぶことって重要ですね。中でも、「メディアに子守りをさせない」は耳が痛かったです。2015/08/02
iku lele
8
子どもにケータイを持たせなければいい。これはもう通用しない。ケータイが手元にあろうがなかろうがネット世界から生活が切り離されることはない。ケータイはまだ誕生したばかり。世代によって使用方法も認識もそこから広がる世界も違う。保護者を筆頭に大人が子どもと密にコミュニケートし続け差を理解して共に道を探すしかないのだろうなぁ。悩ましい限りです。2010/06/21
acesmile@灯れ松明の火
8
うちの長男は中一である。まだ携帯は持たせていないがこれからのことを考えて読んでみた。我々世代の知らない、ティーンエイジャーの興味をそそるサイトが実に多いかがわかった。それを野放しにし、利益だけを追求してきたキャリアの責任にも気づいていなかっった。ネットいじめの実態も垣間見ることができた。これから子供に持たせるならフィルタリングは必須と思った。しかし、あんなちっちゃい画面とキーでよく疲れないなといつもPCを使っている私は思う。2009/12/16
kana
5
「ケータイ世界のこども達」というタイトルですが、ケータイの話だけではなく子ども達を取り巻く様々な問題についても取り上げています。とても読みやすかったのですが、「何処かで聞いた事あるなぁ」と感じる部分も多かったかも。 私が特に印象深く感じたのは、第三章に取り上げられている「うちら」だけの濃密なコミュニケーション です。仲の良い少人数の集団を「うちら」と呼ぶ傾向にある…身に覚えがあったのでギクリとしました。 また、本書で久しぶりにギャル文字という言葉を目にし、何だか懐かしくなりました。私の中学時代は大流行2012/03/05