内容説明
ネットと携帯を駆使してシューカツ戦線を勝ち抜き、第一志望の会社に入った――のに、突如機能停止してしまう新入社員たち。彼らはどういう“生き物”なのか? その生態と行動原理を徹底分析。「送信しっぱなしコミュニケーション」、「大人免疫力」の低下、「プラネタリウム型視点」……。全国から聞こえる悲鳴と衝突の実例を挙げながら、それでも一緒に働いていくために上司が仕掛けるべき十二の技を伝授する。
目次
第1章 就職活動と「シューカツ」の違い(世代で異なる道のり;大学一年生からインターンシップ ほか)
第2章 「お客様感覚」を満喫する学生たち(二十代半ば~三十代の社員がいない;就職氷河期の惨状 ほか)
第3章 辞める新入社員、辞められる上司(人事部にメールで「辞めます」;ねじれるコミュニケーション ほか)
第4章 若手を読み解く九つの鍵(ふたつの時代背景;二次・三次情報が得意な「インターネット耳年増」―鍵1 ほか)
第5章 一緒に働いていくための十二の技(安心して働けるホーム作り;「オリジナル組織図」を描く―技1 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
考え方というのは,時代と共に変化してくる.大学生の就職サポートという大学生土地悪口にいる人間であっても,その違いに戸惑っているのだから,大学生との接点がない普通の会社で働く人間が戸惑うことは,当たり前のことなのかもしれない.2011/12/29
t04894ty
1
上司も新入社員ともに読んで欲しい一冊。2008/10/15
deeeki
1
仕事は人と人の関係性のなかで成り立つ。育てながら育てられる。2008/10/06
アンジー
0
適性検査の部分も参考になったし、実践してみようと思う。上司がどのような点で新入社員に対して悩んでいて、どのように改善していこうとしているのかが分かって良かった。上司もいろいろと悩んでいるのだなと思って、新入社員だけが悩んでいるのではないと分かり、安心した。2016/09/16
nakanaka
0
新入社員の感覚は、その時代(取り巻く環境)で異なる。一方的に育ててあげている、というスタンスではなく、自身もコーチングしながら、部下に育てられ共に成長させてもらっているのだ、という認識さえ持っていれば、失敗も投資になるし、喜怒哀楽を共に分かち合える職場作りに繋がっていくのだろう。★★★☆☆2013/06/16