文春文庫<br> ヨコモレ通信

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文春文庫
ヨコモレ通信

  • 著者名:辛酸なめ子
  • 価格 ¥569(本体¥518)
  • 文藝春秋(2012/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167713249
  • NDC分類:914.6

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内容説明

人気コラムニスト&漫画家、辛酸なめ子の「週刊文春」好評連載を一気にお届け! ヌーブラ、ヨン様、セレブYOGA、上智ミスコン、江原啓之、眉サロン…流行スポットやセレビッチの赤面モノな実態に容赦なく迫る、猛毒御免のゆる系イラストルポ。「メモ取らないで!」と店員に追いかけ回され、AKB風男性にフケをかけられるのは当たり前。数々の受難に遭いながら、闖入者・なめ子が現場で見たものとは!? 世間をシニカルに斬りつつ、絶妙な甘辛ミックスの仕上がり♪

目次

1 ヌーブラ、ボリショイサーカス、綿矢りさ(「条例通ったの?」天上界の会話が聞こえる空間;地元民は行かなそうな世俗的な観光スポット;「ママー、骨が見たいよ」 ほか)
2 ヨン様、セレブYOGA、ウィーン少年合唱団(「因縁とか大丈夫なんですか?」;「交尾するために来たんだよね」;米国のブロンド神話の根強さを実感 ほか)
3 上智ミスコン、江原啓之、眉サロン(しばらく心地よい闇に浸っていたい気持ちが;「犬を見に来たんじゃねえんだよ!」;LEDの電球の偽ホタルに出鼻を挫かれる ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつこんぐ

22
図書館本。のっけから面白いです。自分の人生の中で一生訪れることはないであろう場所ばかりでしたが、「行ってみたいわ〜」なんて全然思わせないところがまたツボです。自虐を混じえつつ、嫌味にならない落とし方で思わずニヤニヤ。この本の後も連載は続いているようなので、私の知らない世界をもっと教えてほしいです。2020/01/14

猫丸

15
セレブと自称してしまうイベントやショップの臆面の無さを、相手からは揶揄と気付かれない程度の毒を含んでレポートする。辛酸なめこの独擅場とも言うべきフィールドである。文体解析を中心に。ファッションショーの記事(p.107)。「会場ではモデルたちがプールで戯れたりする映像が上映されました」の途中に「約二十分間も」と付加する。これは見やすい毒。「兵馬俑展」レポート(p.220)では「始皇帝の陵墓の近くに約七千体埋まっていた所を掘り出され」とある。「埋まっていた所を」という表現が凡人には容易でない。2021/11/27

しーふぉ

8
普通エッセイは日常にあったことを文章にすることが多いと思うのですが、ヨコモレ通信ではエッセイを書くためにいろいろなイベントに潜入し、オタクひフケをかけられたり、雛人形売り場では本当にお子さんいるんですか?と問い詰められたりしています。ちょっとブラックな自虐的なライトなエッセイです。2015/11/15

Tamama

5
朝ごはんを食べながら。1話読み終えると、またもう1話読んでしまう。ついつい結局5話ぐらい読んでしまう。この読みやすさと適度なオモシロ加減が好きです。2013/10/06

まっちょん

2
今作は週刊文春連載のものということもあって本来のなめ子さん節よりもマイルドな感じがして長年の読者としては少し物足りなさも感じましたが、所々に現れる「上品な毒」は健在でした。2017/11/21

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