内容説明
憲法学、政治学、社会学、法哲学など気鋭の学者らが分野をこえて、国家・社会の根源的問題を多角的に徹底討論。「基調論考」をふまえた対論は、新たな思考プロセスや知見を含み、〈憲法を/憲法から〉考えるための多くの示唆を提供する。
目次
第1部 憲法は何のためにあるのか(基調論考 それでも「公共」としての国家を 基調論考 立憲主義・共和主義と政治 対論 樋口陽一×杉田敦)
第2部 愛国心と教育(基調論考 民主制における個人の自律性と国民意識のジレンマ 基調論考 「反権力という権力」とナショナリズム 対論 西原博史×北田暁大)
第3部 自由と福祉(基調論考 自由と福祉―統合原理としてのリベラリズムの再定義 基調論考 自由の相互承認としての憲法 対論 井上達夫×齋藤純一)