内容説明
寅さんの旅にはいつも鉄道があり、寅さんは小さなローカル線を愛し、温かい目で鉄道を見つめていた。私はこれまで寅さんが訪れた全国各地の町をほとんど訪れたが、寅さん亡き現在、無性に寅さんに会いたくなった。会えないとはわかっていても、寅さんの足跡、匂いを求めて私は旅を続けることにした。
目次
第1章 寅さんと蒸気機関車の旅(任侠映画を彷彿とさせた寅さん 寅さんは私の心のデコイチ ほか)
第2章 寅さんとローカル線の旅(倍賞千恵子と都電の関係 野に返った軽便鉄道 ほか)
第3章 寅さんと飛行機、新幹線の旅(数少ない飛行機体験 苦手な飛行機 ほか)
第4章 寅さんは遠くなりにけり(柴又は寅さん時代のまま 鉄道跡地にバブルの遺産 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
17
ローカル線と日本情緒と寅さんは密接に関係する。2015/04/07
Yasuhiko Ito
5
子供の頃、駅の操車場の近くに住んでいたこともあり、SL(主にC11)が出す蒸気の音や連結するときのガチャガチャと言う騒音は、当時もうるさいとは思わなかったが、今では懐かしい思い出。僕は「男はつらいよ」48作をAmazonビデオで何度も繰り返し見ているが、やはり寅さんにはSLの旅がよく似合う。2018/06/12
ohashi
2
筆者の鉄道と寅さんとへの敬愛の気持ちがとてもよく伝わってくる一冊。サラリーマンからフリーランスへと働きかたを変えた筆者が、渡世人である寅さんの生き方と自らの生き方を重ね合わせていて、その切実な感じが読んでいてわかる。男はつらいよ、また、全部、見直したい。電車で旅にでかけたい。2013/09/23
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