集英社文庫<br> 鬼の棲む家

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集英社文庫
鬼の棲む家

  • 著者名:吉村達也【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 集英社(2014/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087462869

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内容説明

新婚まもない華子は、古びた借家で夫の亮介を電動工具で殺害した! 華子は弁護士に「あの家には鬼がいたの」と語り、事件の背景には壮絶なDVがあったことを示唆する。それを知った華子の父は、夫こそ加害者で、娘は被害者だと訴え、罪の軽減に奔走する。だが、やがて父親は「鬼」の真の正体を知り愕然となる! 家族から殺人者を出した一家の崩壊する心理を描く、戦慄の新感覚ミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

72
偶然手にした本。正確にいうと、著者名を勘違いして購入したもの。通常より三倍速ぐらいで、急き立てられるように読み終えた。つまらなくはないけど、何かが残るわけでもなく。家ものホラーかと思いきや、期待していた内容ではなかった。読友さんのレビューを先にチェックしておくべきだった。しもた。うぅ、震え上がるような怖い本が読みたいっ!2017/02/16

yukision

56
DVからの殺人事件。その舞台となった新婚夫婦の家はいわくつきの建物だった。ホラーというより、リアルな社会問題を扱ったサスペンス。サクサク読めるけど、いまいち後味が良くなかった。2021/02/12

Smileえっちゃん

38
帯の言葉に誘われ手にした初作家さん。呪われた家を巡る恐怖のミステリー。新婚間もない華子が古びた借家で生活するようになり、夫のDVが始まった。どこまでも優しかった夫が2週間程でこんなに変わるものなのか。DVは育った環境による事が多い。加害者が被害者だったり、人の心にも鬼が住んでいる。ホラーとDVをくっつけた感がありました。2024/09/16

ヤジマ

22
主観点 7.3/10 妻が夫を殺害してしまった描写から始まる本作。その背景が、二つの時間軸をもって紐解かれていく。憎しみと苦痛の連鎖。血の繋がりをも超えたそれは、呪いと揶揄される「鬼」なる存在を形成していく。DVも虐待もダメですなあ。そんなことをやる心理は理解できません。弁護論争の裏側はリアルで惹き込まれました。にしても、自分はホラーものがあまり好きじゃないのだろうか。その手の本に対する主観点は総じて辛くなっている。そして伊坂作品に甘くなっているのは自覚しているが、あくまで主観なので検めるつもりもなし。2019/10/23

ちょん

19
もっと読みにくい作者さんだと勝手に思ってたので、サクサク読めて嬉しいサク(ง ˙˘˙ )วサク 久しぶりに出てくる人物達にイライラしてしまった作品。お父さんが嫌いすぎるなと思ってたらやっぱり嫌いだった。喜怒哀楽どれでも揺さぶられる話は好きです。2023/07/29

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