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内容説明
「モンスターペアレント」とは、過剰なクレームや奇想天外な要求を学校・教師に突きつける困った親たちのこと。日本の教育現場崩壊が叫ばれるなか、もはや、保護者の責任を無視することはできない。豊富な現場経験をもつ「尾木ママ」が指し示す、教育問題の本質とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
9
バカ親って言うな!モンスターペアレントの謎。尾木直樹先生の著書。モンスターペアレントの具体的な事例だけでなく、モンスターペアレントが増えてきた社会的背景までわかりやすく説明しています。モンスターペアレントを批判するのは簡単だけれど、モンスターペアレントの精神構造を理解することも大切かな。2018/01/20
トダ―・オートマタ
7
モンスターペアレントは教育の問題ではなく、社会全体の問題だと思った。 個人的には今の教師はモンスターペアレントの問題あるなしに関わらず疲弊しているように思う。 本書では、モンスターペアレントの言い分も一回受け入れて共生すべきと書いていたが、それも教師にある程度の余裕が必要だと思う。 本書ではモンスターペアレントの非常識さを書いているは 教師もある意味社会では非常識な空間で生きているというのは 個人的に納得した。2012/03/30
6 - hey
6
本の内容からいって「バカ親!」と叫びたくなる。自分の子供が一番でいてほしいというのはわかりますが、一番でないと気が済まないという神経は理解不能。2013/07/13
りなみ
6
この本は、学校だけでなく、保育園のモンスターペアレントまで取り上げたことが興味深い。確かに、親と子と職員が穏やかな環境で育ち合うのが理想である。しかし親に精神的な疾患まで疑われるような困難ケースの場合、あきらめるしかない。とことん受け入れようと努力しても無理だ。職員が疲れきってしまう。上層部が動いてほしい。現場にだけ責任を押しつけないでほしい。2012/07/12
ばおばお
5
現在問題になっているモンスターペアレントについて書かれた本。その壮絶な現状に、胸がぐっとつらくなる程。この後の日本は大丈夫なのか、何回も何回も感じる程。結局、親になる資格のない人が親になってしまったことが最大の原因なんじゃないかと思う。でもどうすればいいのか、その解決策が見えず、読み進めていくと消化不良な状態になった。2011/06/05