内容説明
紀伊・大和中心に100万石もの大領を有し、大和大納言と称された豊臣秀吉の弟・秀長。乱世にあって秀吉の片腕として無私を貫き、文武両面で活躍し天下統一に貢献。秀吉に諫言できる唯一の人物として、豊臣政権の要とも評される男の生涯を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
y系
2
秀長の兄への想いと、要所要所での兄弟のやり取りに泣きそうに。だが兄者命の自分と叔父を特別好きでもなさ気な秀次を一緒にしたらあかんと思いました。2013/03/16
BIN
1
個人的には副将といえば武田信繁ですが、この小一郎秀長も副将としては素晴らしいのがよくわかった。秀長のフォローあっての秀吉といっても過言ではないな。短いけど、うまくまとまっていて良い作品だった。秀長と言えば内政の方がメインぽいが、この作品では武断派をアピールしていて面白い。2012/12/28
もだんたいむす
0
2013.10.05 読了2013/10/05
おかゆ
0
これは良い羽柴兄弟……半兵衛が死んだ後でも脳内で語りかける秀長も良し。2010/01/30
安国寺@灯れ松明の火
0
「真田信之」と同様に兄弟にスポットライトを当てていますが、こちらの方がよく練り込まれている感じがあって一気に読みました。尾張弁丸出しがいい味を出しているので、読み進むうちに伝染してしまいますが。あとがきにも書いてあるように、意外に武闘派だったらしいのが面白いです。2009/11/28