内容説明
あらゆる悪の手口を詳述したベストセラー『悪魔のガイドブック』にそそのかされた少女輪姦事件が発生。世間の批判は版元社長・金山に集中するが、責任を認めない彼はある日、「私刑人」と名乗る謎の人物に襲われる。社会的に批判を浴びる人物に、法に代わって天誅を加える私刑人とは? 法と私物化した正義の手に汗握る攻防戦がついに始まった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニゴディー
7
上巻に比べるとだいぶマシな感じにはなってた。 しかし、上巻ではあれだけ能動的に登場人物が動いてたのに急に静かになってて全体として見るとチグハグな感じ。 作品としてとてもバランスが悪く見える。 私刑人の正体もイマイチだし、ラストの展開も尻すぼみというか。 雑でバランスが悪いという印象が強い作品だった。2025/05/09
スナフキン
3
なんだか漫画を読んでるみたい。私の時間を返して! 森村さんと云ったらかなりの?作家さんだと思っていたけど、なんともお粗末というか、雑な作品だった。最後は飛ばし読みだったので、誰が犯人なのかもよくわからず・・・・(笑) すっごく遠回りした内容で、不要な箇所が多々あったんでは?? もうこの方の作品は読まないです。2016/11/28
jlm
2
セリフで説明しすぎだし同じこと繰り返し言ってるし芝居がかってるしで描写が下手ってこういうのを言うんだなと思った2016/09/10
マッピー
1
会話があまりにも無機質で、いい表現を思いついた中学生みたいに延々と同じ文を読まされて辛かった。 ストーリーとか言いたいことは分かるが、文章があまりにもつまらない。2025/03/24
雪山
1
下巻では、更に状況が複雑化する。いったい誰が私刑人なのか、警察、代議士、ヤクザのフロント会社、アパートの住人が、その行方に関心を持つ。私刑人の捜査が進む中で、一度、候補者として挙がっていた銃を扱える元麻酔科医が再浮上した。やはり、この麻酔医もアパートの住人であったが、最後は、あっけななく捕まってしまって、残念な気持ちになった。あれだけ巧妙に動いていたのに。。。2015/01/18