内容説明
グレースは両親を亡くし、妹と二人暮らし。今は没落した名家でつましい暮らしを強いられている。地元の名士、サー・ドナルドに求婚されたものの、傲慢なうぬぼれ屋で、どうしても好きになれない。ある日、グレースは負傷した行き倒れの男性を発見し、介抱する。エリオットと名乗るその人物は、驚くほど端整な顔立ちだった。でも、見ず知らずの男性を女所帯に泊めるなんて論外だわ。グレースは拒んだが情にもろい妹に懇願され、しぶしぶ承知した。もちろん、グレースは知るよしもなかった――彼の正体がどうしようもない放蕩者のぺてん師で、いかさまをして金を巻き上げたならず者に追われる身だとは。★HS-313『黒の公爵』で家を飛び出した弟のエリオット。自堕落な日々を送ってきた彼は、清らかな乙女の優しさにふれ、放蕩者の汚名をすすぐことができるのでしょうか……?★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
11
Kindle Unlimited で読了。「黒の公爵」を随分前に読んだので、そちらで悪役として登場していた公爵の腹違いの弟がどれだけ悪いことをしていたのかはっきり思い出せない。今回はヒーロー役ということで、調子がいいハンサムなんだけど、なかなか面白く読めた。続けて読んでたらこんなにヒーローに好感を持ててなかったかもしれない。2024/03/13
くろうさぎ
2
「黒の公爵」でろくでなしぶりを披露していたエリオットがヒーロー。家を飛び出してから早五年。相変わらず乱れた生活をしていたエリオットです。本当にねぇ・・・。前作で悪人だった公爵の異母弟。本当に嫌なやつだったから、改心する話は書かないで欲しかったわ・・・・。天真爛漫なヒロイン妹のあまりにも楽天的な考え方にもイラ~~~っとしてしまうのであった。2012/05/08
矢田ふみえ
1
過ちを改めるきっかけとなったのは、いいけど。何かすっきりしないなぁ。2018/08/09
サティーシャ
1
1868年、英国。負傷した行き倒れの男性エリオットを発見し、介抱する。情にもろい妹に懇願され、女所帯に泊める。放蕩者のぺてん師だったエリオットがグレースに助けられ今までの生き様を恥じ、改心していく・・・ 2015/07/10
葉月
0
Cの下2010/12/29
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