内容説明
ひとつの言葉にふれるたび、あなたの中の世界が揺さぶられる。苦悩と空しさの満ちた世の中で、どうすれば心の安寧を得られるのか。ショーペンハウアーの哲学が、悩み多き現代人の心に一条の光となって届く。
目次
ショーペンハウアーの「わが半生」より<br/>苦しみの世界を乗りこえるには<br/>苦痛の深刻化と一時的な救済<br/>性愛の哲理<br/>恋は個人のためではなく種族のためにある<br/>同情、共苦の道徳とは<br/>道徳の世界<br/>芸術による救済はありうるか<br/>天才と凡人<br/>アフォリズムの妙味<br/>ショーペンハウアーアフォリズム<br/>健康第一<br/>すこやかに楽しく生きよ<br/>ストレス解消は孤独を楽しむことから<br/>すぐれた孤独の境地<br/>ショーペンハウアーの経済観<br/>人が所有するものについて<br/>ショーペンハウアーの身内と他人に対する態度<br/>他人の思惑を悩むな<br/>真の名声は遅くやってくる<br/>名声を得る虚しさ<br/>他人の態度について<br/>他人に対するわれわれの態度の実情<br/>絶妙なショーペンハウアーの談話<br/>社交と友情<br/>すぐれた精神と礼儀作法<br/>礼儀作法について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コラッジョ
2
欲望だらけの現代人にこそ読んでもらいたい本。 人間はいずれ死ぬ存在でしかなく、 欲望が満たされた所で新たな心配事や欲望が生まれるだけ。 そもそも欲望が満たされない可能性も高い。 仮に全ての欲望が満たされたとしても、今度は”退屈”という苦悩が待ち受けている。 この世は最初から苦悩に満ちた世界であると諦めておけば、 欲望が満たされなくてもガッカリする事は無いし、 突然に嫌な事が起こっても、それが普通、当たり前なのだと我慢出来る。2016/04/10
想像上の集合
1
「礼儀正しいことは賢明であり無礼は愚劣である。礼儀を欠くことによって不必要に意図的に敵をつくることは、自宅に放火するのと同じような狂気の沙汰である。なぜなら礼儀は計算に使う模造貨幣と同様、明らかにニセの貨幣であり、こんなものを倹約するのは愚の骨頂だからである。逆に惜しみなく礼儀正しくふるまうのは分別のある態度である」p,2072013/01/15
イワ
0
前半は突き刺さりましたが、後半はあまり突き刺さりませんでした。2017/08/14
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