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内容説明
東大入試問題、しかも数学と聞くと「超難解」「限られた人にしか解けない」と思うだろう。
だが、そんなことはない。
どんな難問でも、基礎の知識と思考の積み重ねで正解に到達できるのだ。
長年、学習塾での指導実績をもつ著者が、何人もの小学生に東大数学を理解させた手法とは。
問題文は「分解」して読み込む、与えられた条件から「使える条件」を導き出す、カギは視覚化・具体化…発想力を磨き、思考力を鍛えるヒントを多数紹介。
最後には実際に過去問に挑んでもらう。
知的興奮と達成感を味わえる一冊。
目次
発想と思考を鍛えるウォーミングアップ(「基本」をあなどらない 数学的センスとは何か)
なぜ、頭の回転のいい人が数学で挫折するのか(頭の回転に頼りすぎてはいけない 勉強方法の変化に対応する ほか)
なぜ、ひらめかなくても大丈夫なのか(特別な発想を要する出題はまれである 「美しい解法」よりも「計算力」 ほか)
「受験生の心得」があなたを強くする(問題文を全部読み、解く「順番」と「制限時間」を設定する 問題文は落ち着いて読み込む ほか)
東大入試問題に挑戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寝落ち6段
12
数学は、条件を基に結論に達するためにはどうするかを考える。それを今はプログラミング的思考とかいう言葉で、義務教育に取り入れようとしている。この思考は、普段から何気なくやっている。ただ、それを数学の問題に当てはめようと思っても、それがなかなかに苦しい。東大数学を解くことが数学の目的ではない。本書は、数学への向き合い方を説いた本だ。飽く迄も、順番に、慎重に、根気強く考えることが、重要だ。実際に、後半の確率の問題は、解けた。2019/12/15
みどるん
5
タイトルが悪い。8割が変哲も無い数学との向き合い方。小中学生で勉強に悩んでる人は読めば収穫があるかも。あとは保護者とか。肝心の数学問題は、あなたにも解けるように選んだ東大数学だった。2014/04/16
totssan
2
入試問題の解説ではなく、その前段階での思考の仕方に関する本だった。著者は塾講師で、小中高と幅広く指導をされてきた経験から、特に数学に焦点を当てて考え方の基本を説く。東大の入試問題が解けるわけでは多分なく、例としてわかりやすそうな問題を挙げてあるだけ。実際の入試問題では何十倍も複雑な思考が要求される。ただ、そんな場合でも要素に分解、力技で計算等地道な活動をすることで(しても1~2年程度か)、一気に力がつくと。これはその通りと思う。子供への教育の際の考え方についてむしろ参考になる点が多かった。2022/05/02
魚京童!
2
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-366.html2013/05/08
けんとまん1007
2
なるほど、数学的思考法の片鱗が2008/06/27