講談社青い鳥文庫<br> 霧のむこうのふしぎな町

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講談社青い鳥文庫
霧のむこうのふしぎな町

  • ISBN:9784061486683

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内容説明

心躍る夏休み。6年生のリナは一人で旅に出た。霧の谷の森を抜け、霧が晴れた後、赤やクリーム色の洋館が立ち並ぶ、きれいでどこか風変わりな町が現れた。リナが出会った、めちゃくちゃ通りに住んでいる、へんてこりんな人々との交流が、みずみずしく描かれる。『千と千尋の神隠し』に影響を与えた、ファンタジー永遠の名作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

112
事の善悪も、先入観や偏見ではなく、意味と意義で振り返る。自身で考え、判断。自分の心を開くことが、相手の心に繋がる第一歩。バカメへの贈り物も、リナの純粋さの表れ。大人の事なかれ主義や効率主義への戒めかもしれない。(汗)お父さんは3年、然るにリナは何年かなぁ。ちなみに、お気に入りは「タマ」。どうにも「(ミーナの)ポチ子」をダブらせてしまう・・・。(笑)皆からの贈り物も秀悦。中でも、ピコットばあさん。(予想できなくも無かったけど)やるなぁ、少しぐっときた!2015/05/12

hitomi.s

96
図書館本。純粋に、面白かった。バカメもたまも、登場人物みんなが可愛らしい。ワクワクする。大人もおとなな年齢に、児童書もいいな。2017/11/16

♪みどりpiyopiyo♪

88
心躍る夏休み。6年生のリナは1人で旅に出た… ■楽しいお話を読みました。久しぶりの青い鳥文庫の表紙ににっこり♪ 目次に続く 町の地図。自然と期待が高まります。日常から一歩踏み出せば、そこは謎めくふしぎな町。日常系ファンタジー、正統派の児童文学が嬉しくて。■軽やかで可愛らしい挿絵も雄弁で、作品世界を広げます。ハードカバー版と同じ画家、ショット違い?のような 微妙に違う挿絵で、見比べながら楽しく読みました。■霧の谷にやってきたリナがすごした ふしぎな夏休みの物語でした。(1975年。2008年 新装版)(→続2019/01/26

のんき

88
小学六年生のリナ。夏休みに、霧の谷の村で過ごすことに。そこには、いろんな人がいます。リナは、最初泣いてばかりでしたが、楽しかったと思います。意地悪されたりするけど、優しい人もいて。わたしも、こんなところに冒険に行きたくなりました。子どもだから見える世界がそこにあります。が、大人でもじゅうぶん楽しめるお話しでした。2018/04/04

masa@レビューお休み中

84
6年生のリナは、お父さんに勧められて霧の谷の町に行こうとする。はじめての一人旅。知らない町で、知らない人のところに行くのに、リナは楽しそうにしている。しかも、大人たちと面と向かって自分の意見を伝えることができるんだ。彼女の強さとか、ひたむきさとか、健気さが格好良くて、だからこそ霧の谷の町に来ることができたんだろうなぁ。ここの住人は不思議な人ばかり。商売も普通じゃないし、人じゃない人も出てきちゃう。でも、全然怖くないし、楽しそうなんだ。行ってみたい。そう思わせる町がそこにはある。2012/09/05

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