モロッコ水晶の謎

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モロッコ水晶の謎

  • 著者名:有栖川有栖【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062759885

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内容説明

とある社長邸のパーティに招かれた推理作家・有栖川の目前で毒殺事件が発生! 邸内にいた十人の中でグラスに毒物を混入できたのは誰か、そして動機は……。犯罪学者・火村が超絶論理で謎に挑む表題作ほか「助教授の身代金」「ABCキラー」「推理合戦」を収録。本格推理の醍醐味に満ちた〈国名シリーズ〉第8弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

226
かなり久しぶりの有栖川作品。率直な印象は「アレ?こんなにぬるかったっけ?」。助教授~とABCキラーともに犯人のポカ待ちで、警察だけで捜査していても結果は変わらなかったと思う。犯人指摘に至るロジックが弱すぎて成り行き任せのままの犯人逮捕ばかり。しかし表題作モロッコ~が良かった!コレもトリックもロジックも何もない作品ですが、作者の「コレが描きたい!伝えたい!」という想いにたまたま私が共感出来た。佳多山さんの解説も、穿ち過ぎな気もしますが良い。ミステリとしての出来は・・・ですが、モロッコ一作で個人的には十分満足2016/06/17

nobby

144
作家アリス15作目にして国名⑧中編3つはどれも読了してあまりスッキリしない…「助教授の身代金」と目にすれば主役の誘拐を思わせるから、いくら作家自ら否定してもあざとさ間違いなし!「ABCキラー」は本家を腑抜けながらちゃんとなぞった展開が面白い♬表題作は解決の糸口の全く無い殺人を、火村の信念があってこそモロッコ水晶占いに向き合う解決は斬新ながら消化不良…何と言ってもオススメは7頁掌編「推理合戦」火村と小夜子女史にすっかり置いてきぼり食ったアリスの逆襲お見事!寝起きに驚愕喰らったら、そりゃ受話器も落とすわ(笑)2022/02/17

ダイ@2019.11.2~一時休止

101
作家アリスその15&国名その8。短編集。ABCキラー・推理合戦なんかがイイ。2013/10/20

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

99
有栖川さんの国名シリーズ。とある社長邸のパーティに招かれた推理作家・有栖川の目前で毒殺事件が発生。邸内に招かれた客の中でグラスに毒物を混入できたのは誰か?表題の「モロッコ水晶の謎」の他4つの話からなる中編集。火村先生の推理は今回も凄い。本格推理も面白いのだが、間に挟み込まれた短編の「推理合戦」はゆるゆるの小話でこういう話も箸休めには面白い。★★★

gonta19

91
2008/3/15 Amazonにて購入。 2015/8/4〜8/10 何故か間があいて、約2年ぶりの有栖川作品。かつ、7年ものの積読本。 国名シリーズ第八弾。「助教授の身代金」、「ABCキラー」、「推理合戦」、「モロッコ水晶の謎」の4作。1,4はメフィスト掲載時に読んでいた。どの作品も有栖川さんらしいが、超短編の「推理合戦」がとても良かった。2015/08/10

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