内容説明
ガブリエラは義理の兄ルーファスに恋をしていた――母がルーファスの父と再婚したその日から。だが、彼はそんなガブリエラの心を踏みにじり、金目当ての誘惑はやめろと冷たく言い放った。以来ガブリエラは彼を憎み続けてきた。六年後、ルーファスの父が亡くなり、意外な遺言が明らかになる。ガブリエラとルーファスが遺産を相続するためには、二人が夫婦となり、半年間一緒に暮らす必要があるのだ。憎悪をたぎらせたルーファスのプロポーズに、ガブリエラはイエスと答えるしかなかった。★すべての感情を互いに封印したはずの契約結婚。ところが挙式後すぐにその関係は崩れ去り……。愛しながらも口に出せない花嫁の切なさを、Ｃ．モーティマーが見事に描きます。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわ
5
えー、ヒーロー酷い。人を見る目が無さすぎるわ！あの程度の反省で許されるのか!?最低3ヶ月くらいはどん底気分になってほしいわ。懇願も足らなすぎる。ヒロインが優しすぎるわ〜。2014/01/19
ぽこ
4
遺言状により自分を蔑んでいる義理の兄と結婚しなければならなくなったヒロイン。ヒロインもヒロイン母もヒーローには何も説明せずに義父から大金をもらっちゃってるので、お金目当てといわれても仕方ないんじゃないかと思う。結婚にお金と愛は両方必要ってことで、意外に現実的な話だった。2016/05/04
麻琴
3
再読。ヒーローが酷いに尽きる。前妻の行いによって女性全般に幻滅したとはいえ他者の罪を勝手に被せられて嘲られるヒロインがかわいそうすぎる。途中でヒーローが改心してからは突然いい人っぽくなるけど今更変わられて許せるの？という感じだった。ヒロインがひたすら寛大。小説としてはヒーローの感情の変遷もヒロインの思いも充分に書きこまれてるので切なくて面白かった。☆42015/05/31
糸車
3
コミックを読んでよかったらレビューを読んで小説を買う、ということを繰り返しているのですが、大体、どっちも面白いです。コミックでカットされたエピソードがあったりするので小説もいいし、逆にコミック独自のエピソードがあったりで。ヒーロー娘との関わり合いは、コミックの方がよかった。2013/02/08
こえん
2
自分の考えに固執して、継母になったヒロイン母やヒロインのことを全く知ろうとしなかったのに、彼女たちを財産目当てと決めつけてたヒーローがちょっと。半端でなくヒロインに不当な言動をとりまくるから。さんざんな態度を取った後なんだから、ちょっとくらい反省しても足りないよ～、ヒロインに冷たくされても当然。あの態度をヒロインに惹かれる気持ちの裏返しだと言われてもねぇ…。2010/01/14
