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内容説明
いじめはなぜ起こり、なぜなくならないのか? あなたは無意識にいじめに荷担していないか? インターネットなどを通じてさらに陰湿化していく日本の「いじめ」の実態から、その真の原因を探る
目次
第1章 対談 何がいじめを生み出しているか(いじめには二つの種類がある いじめの質が変化した ほか)
第2章 いじめの精神構造(香山リカ)(診察室で出遭った「いじめ」 精神医学は「いじめ」をどうとらえているのか ほか)
第3章 対談 教育力といじめの関係(差別の苦労はひとを美しくしない 子どもは親の背中を見て育つ ほか)
第4章 競争社会の過酷ないじめ(辛淑玉)(過度の競争社会はどのような結果を生むか 増え続けるパワハラ ほか)
第5章 対談 悪循環するいじめ社会(子どもに蔓延する実感のなさ 子どもは家出より死を選ぶ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
19
今は非スティグマ型のいじめも増えた。関係性の中で背負わさららことも多い。自分の不安から解消されるためのいじめがある。これからの時代、ランクづけや、メディアのあり方でも助長される。その中で調整して不愉快を受け入れていくが望まれている。2017/01/23
阿部義彦
16
結構前(2008年)の本だけど、状況は変わらないどころか益々悪くなっている様に思う。日本特有の和をもって貴しと成す考えで、とにかく皆んな仲良くしましょうなんて甘っちょろい考えは捨てるべきですね。世の中には自分と全然考えの違う人々が当たり前にいるんだ!を受け入れてその多様性とその人にもそれなりの考え方が有るんだなと言うのを受け入れてそこを調整しながら生きていくしかない事に気付く事を受け入れるというのが始まりかな?偏狭でワガママで恥知らずにいつからなったんだと私でも思ってしまいます。2016/10/06
明智紫苑
6
しばらく積ん読として置いていた本を読了。いじめや差別が「関係性の病」ならば、「SM」や「BL」というキーワードも持ち出すべきだったと、村上龍氏の『エクスタシー』三部作の後にこの本を読んだ私は思う。他には、安冨歩氏の造語「立場主義」を連想した。要するに、いじめや差別は悪しき「役割分担」なのだ。2025/02/08
トダ―・オートマタ
5
いじめられている人は、疲弊して抵抗もできないという ところは納得がいった。 ただ、途中のところでパワハラを否定しているが その次に「若者は打たれ弱い」「若者がコミュニケーション能力がない」 というのが個人的には納得できなかった。 最初の方で若者は疲弊していると書いておいて ここで若者叩きを安易にするのは 社会的に「若者イジメ」を許容しているように感じる。 2011/10/26
Riopapa
3
日本の悪い面ばかりに目が行っているようで、読後感は悪い。教師もかなり叩かれているが、かと言って、こうなれというのもない。「多様性とか国際化というのは、不愉快でも、嫌いなやつと何とか一緒に生きていくこと」という部分は共感。2013/10/19
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