内容説明
〈海の覇者トマス・キッド〉 キッド、歴史的戦いで、フランス艦隊と相まみえる! ネルソン提督麾下の英艦隊は、圧倒的なナポレオン艦隊を討つべく地中海へと出航した! 戦列艦に乗り組み、手柄を立てようと意気ごむキッドの、機略縦横の活躍を描く。 ヨーロッパを席捲するナポレオンの次なる攻撃目標を突き止めろ。ネルソン提督指揮の下、地中海にイギリス海軍の偵察戦隊が派遣された。困難の末に、仏艦隊を発見した偵察戦隊は、数的に優位な敵に果敢なる攻撃を仕掛ける。キッドも、戦列艦テネイシャス号の海尉としてこの作戦に参加。彼はさらなる出世を夢に見、手柄を立ててネルソンに認められたいと強く願っていた……歴史的な海戦を背景に、海尉キッドの運命が動く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずこまめ
5
どこから見ても立派な海の男、そして海軍軍人なキッド、かっこいいです。強制徴募でめそめそしていたなんて嘘みたい。レンジともいいコンビ。2016/07/08
沼田のに
1
ナポレオンが登場して二度徹底的に負けて意気消沈となる。ビッグネームがたった一巻で退場になるのは勿体ない気がするけどしょうがない。セントヘレナ脱出とワーテルローはキッドには関係ない予感がする。最近現実にトルコがシリアを空爆したようだけど、本編でもトルコがシリア越しに侵攻してきて偶然を感じた。6/102015/02/24
鐵太郎
0
キッド・シリーズ、とりあえず復活です。めでたい。今回の原題は「Tenacious」。トマス・ペイン・キッドが5等海尉として乗り組む64門搭載戦列艦です。親友ニコラス・レンジは4等海尉として勤務しています。 (同時に昇進したのになぜ序列の差が付くのか、なぜ同じ任官日の士官を同じ艦に配属するのか、その経緯がいまいちわからないんですけどね。(笑))2008/03/28
motoshi
0
ホーンブロワー、ボライソーと海洋ものを読んでいるうちにいつのまにか20余年。 2008/03/18