ハーレクイン<br> 消せない夜の記憶

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ハーレクイン
消せない夜の記憶

  • 著者名:ジュリア・ジェイムズ/中村美穂
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • ハーレクイン(2011/10発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784596122643
  • NDC分類:933

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内容説明

実業家の父ジャイルズは商談を成功させるためなら手段を選ばない。若く上品な女性の連れが必要なときは、娘のイブが駆り出される。今夜も豪華なホテルに同行させられたイブは、憂鬱な気分に襲われていた。いつも父親の言いなりになるしかない人生なんて。もうたくさん――その思いが強烈にふくれ上がった次の瞬間、彼女は、こちらに向かって歩いてくる男性に目を奪われた。とっさにその場から逃れ、海に面した裏手のドアをすり抜ける。ところが彼は追ってきて、二人は名前も知らぬままキスを交わした。皮肉なことに、その男性こそ父のビジネス上の敵、アレクセイだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Michelle

17
この作家さんの別の本が中々おもしろかったので選んだけど、あれ?本当に同じ作家さん?という感想。多分、翻訳のクセが強いんだと思う。ハーレクイン節が炸裂している。もうちょっとサラッとしてる方がいい。内容の方もさして優れている訳ではなかったけど。2022/04/28

糸車

8
登場人物が抱えている問題がそれぞれに重い。心の痛みで押しつぶされそうな自分を許し、そのうえで他人を許すことがどれほど辛く大変なことかを考えると胸が痛い。ヒーローが姉と同じ境遇の女性を救うその手でヒロインに屈辱を与えたことは許せないけれど、ヒロインよりさらに過酷な状況から立ち直ったソフィの言葉には説得力があった。ロマンス小説の題材としてはあまりにもずっしり重たいお話なので文字数が限られている中で感想を書くのは難しい。問題を抱え込んでいる人間が他者の魂を思いやる難しさを思う。お互いの存在が救いになって欲しい。2014/06/24

ぽこ

4
ヒロインは超あくどい父親とは全く似ても似つかないので、ヒーローが疑い深くなる気持ちは少し理解できた。ヒロインはヒーローからかなりの侮辱を受けているのに、彼のことを許してしまうのがすごいです。2014/06/29

アクアマリン

1
ヒロインの父がひどい男。妻に暴力をふるい、支配している。ヒロインには暴力をふるわないが、精神的に支配している。ヒーローは、復讐に燃えている。運命的な出会いも、父によって仕組まれたかと疑心暗鬼。ヒーローも鬼畜。ヒロインを試す。なんかあとあじが悪い。2019/06/17

akiyuki_1717

1
一気に読めたけれど、ヒーローは最後はものすごく善人に書かれているのにヒロインに対してだけは極悪非道で、ヒーローの生い立ちや事情を理解したからといって、あの仕打ちをあっさりと許した上に自分から何の障害もないとヒーローの胸に飛び込んだのが、ちょっと理解できなかった。あそこまで複雑に仕上げてきたのに、アッサリすぎて、ガッカリした程。勿体無いです。ただし、レイプじみていたり、あまりに辱めるようなヒーローはいくら反省しても、好きになれません。今回は私の許容範囲を超えていました。2016/01/23

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