内容説明
幼い娘と僕は毎日、涙の川を懸命に泳ぐ。いつになったら向こう岸に着けるのだろう……。残された夫と娘が絶望から立ち直るまでの魂の記録。
目次
第１章 闘病（発病；検査；イルカの風鈴 ほか）
第２章 その後（蟻地獄；二人ぼっち；生と死を見つめる会 ほか）
エピローグ―一点リード（美和子似；一点リード；美和子へ ほか）
あとがきにかえて―さよならの向こう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりぼん
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確かにつらく悲しい物語ではある。が、このようなひどい医療を受けるしかなかった奥さんが本当に気の毒。痛みがひどくなってからも耐えるしかなかった日々。また家族のサポートってどれだけされていたんだろう。もし家族が看取りまでの日々をもっとサポートをうけて過ごしていたら、こんなにつらい手記にはならなかったのではないかと感じてしまった。
ぽぽ
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珠玉のような本でした。2009/11/03
