内容説明
書を鑑賞するための手引書。日本文化の根源をなす和様の美は、どのように生まれてきたか、なにをどう見れば、より深い理解や感動が得られるのか。鑑賞のための多様な糸口や美術表現としての情報を説く。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
misui
0
古今の書風の変遷を紹介しつつ、日本人がどのような美意識をもって「和様」の書を完成したのかを概観する優れたガイド。多様な鑑賞法を提示することで間口を広げる意図が読み取れた。書もデザイン的な感覚で見ればよいというのを得られたのは大きな収穫。2009/08/13
なをみん
0
いつのまになんとなく「美しな」と思えるようにはなってはいたけど、学んだことのなかった書道鑑賞の入門本。全くの部外者なので読みながら画像検索は必要だったけど、「騒がしくなく、すっきりしたほうが良い」とか、「右上か左上を軽く叩いたと仮定してみる」とか、「根拠はないけど刀剣鑑賞ののセンスと深くつながる」って話にもなるほどと思えて得した気分で良い本だと思いました。書、もっと観たくなりました。2023/06/15




