内容説明
平成元年、和倉温泉往きお座敷列車で若い女が不審死した。自殺か他殺かわからぬまま、15年以上経って、事件車両を買った高柳という男が、奇妙な掲示板を出す。事件当日、この車両に乗っていた人に話が聞きたい、謝礼に10万円払うという主旨だった。やがて、高柳のもとへ話をしに来た男が殺され……。時効を迎えた事件が新たな殺人を呼んだ!? 東京・金沢を結ぶ推理行に十津川警部が挑む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桂 渓位
5
後半、十津川班の刑事達がリレー形式で推理を展開します✨ 皆、真面目に事件のこと、考えているな~と(笑) 雷鳥の車両を買い取ってまで、お座敷列車の事件の真実を解明しようとする人物がでてきます、何故そこまで事件にこだわるのかが、今一謎でしたね✨2021/02/09
なおじん
3
☆3敷列車で若い女性が不審死され、一緒にいた乗客たちの聴衆が行われる。
TEDDY曹長
2
十津川警部の推理と理詰めでの追い込み方には興味津々。なかなか面白い本だったかと思います。スタートが突飛すぎたのには少々びっくりして苦笑いでしたが、そこから収斂させていう筆力はさすがにこの分野に強い筆者ならではだったかと2014/09/15
あすたりすく @本の虫
2
事の発端となった、特急「雷鳥」での事件の真相は意外でした。今回の作品では、十津川警部が容疑者や証人を、心理的に攻めて言っているのが目立ちました。そういえばこの「雷鳥」も廃止になってしまいましたね。2014/01/06
くま
2
ジャケ買い。素敵なのはジャケットだけでした。雷鳥らぶ。2008/01/02