学歴社会の法則 - 教育を経済学から見直す

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学歴社会の法則 - 教育を経済学から見直す

  • 著者名:荒井一博
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 光文社(2014/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334034313
  • NDC分類:371.3

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内容説明

「なぜ大卒の給料は高卒の1・5倍なのか?」「働く母と専業主婦のどちらが子どもの学歴を高めるか?」など、ユニークな調査と教育経済学の理論で、受験社会のしくみを読み解く。

目次

第1部 学歴社会には「法則」がある(学歴はなぜ所得格差を生み出すのか 学歴シグナルによる「差別」は正当か 働く母親と専業主婦、子どもの学歴を上げるのはどっち?)
第2部 経済学的に正しい教育とは?(学校選択制と教育バウチャー制度で何が変わるか 英語ネットワークへの投資法 「いじめ」を経済学で解決する 教師と学級規模の経済学)
実践編 収益率をアップさせる学習法(学習の一般理論 英語の学習論)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

65
父親が高学歴な場合のと母親が高学歴である場合の教育に対する統計が面白かった。今どうしても気になってしまう痒いところに手が届く一冊であった。2019/06/10

佐島楓

19
経済学的に学歴や卒業後の収入などを分析したもの。法則どおりにいかないのが人生だとは思うけれど、これもまた現実の一側面。私は自分なりのキャリアアップをしていければいいと感じた。2013/10/24

金吾

16
様々なデータから導き出している部分結論は面白いと感じました。全体としてはまあそうなのだろうなあという話でした。2024/08/19

太田青磁

16
私立大学医学部の納付金は高額ですが、私的収益率は十分にペイする・歴史的にも世界横断的にも、高所得者の子どもは平均的に高能力で、低所得者の子どもは平均的に低能力・父親よりも母親の学歴の方が大学進学に強く影響・清潔で設備の完備した安全な宿舎を妥当な金額で提供するといい・ほとんどの生徒・保護者が進学実績という一元的な基準で学校を選択する・勉強する意志のない学生に向かって授業をしたり、彼らに勉強をさせたりするのはきわめて難しい・わが国の教員の給与を現在の二倍にすれば、トップ・レベルの能力をもつ人間が教職を選ぶはず2014/08/25

壱萬参仟縁

13
重要箇所は明朝体太字でわかりやすい。「働きながら勉強することは精神的にきわめて辛く、教育費用は高い」(52頁)。慶應通信で学んだ評者からすれば、非正規で確かに費用ねん出は厳しかったが、時間はとれていた。正規であれば精神的に厳しいのは理解できる。金持ちの子弟は金持ち、という、高所得の連鎖は、低所得の連鎖という子供の貧困を引き起こす。どうすれば改善するのか? 同性の親の学歴が同性の子どもの学歴を規定(86頁)。休み時間を観察していじめを発見する(182頁)。13-30人学級が適正(211頁)。学歴は学習歴か。2013/05/29

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